創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   積み重ね   

 童話に「アリとキリギリス」という話がある。毎日一生懸命働いて冬を越す準備をしてきたアリと、夏の間中遊びほうけてばかりいたキリギリスの話だ。アリは冬が来ても備えがあるので難なく過ごすことができたが、キリギリスは食べ物も無く困ってしまう。アリとキリギリス、自分はどちらのタイプかと聞かれたら両方当てはまるような気もするが、私はコツコツ頑張って、いざというときに余裕を持てるアリのような生き方をしたい。

 そのための方法としては第一に、普段からいろいろなことに興味を持ち、取り組むことだ。例えば学校での勉強は机の上だけというイメージがあるかもしれないが、私は最近そうではないことを実感している。以前は「円高・円安」という言葉や「株が下がって景気が悪化…」というような言葉をニュースなどで聞いても、そもそも言葉の意味がわからず「難しいな」とぼんやり思っていた。しかし、最近公民で経済について学習してからは、ニュースや新聞で話題にされていることが以前に比べて理解できるようになり、社会に関心を持つようになった。そして自分から積極的に知識を吸収しようとすることで授業に対しても真剣味が増し、そのお陰でテストの点も伸ばすことができた。嫌いなことは誰にでもあると思うが、嫌いだと思うことの中に自分が興味を持てる点を見つけて、そこから世界を広げていくのも方法の一つだと思う。

 また、第二の方法としては自分が得た知識や疑問に思った点などをつなげていき、より深く考えることだ。伝記でおなじみのニュートンも、「なぜ木からリンゴが落ちるのか」という小さな疑問をそのままにせずに突き詰めていったからこそ、有名な人物になれたのである。もし彼がその小さな疑問をそのままにとどめて答えを見出そうとしなかったら、今の科学の世界はもっと違ったものになっていたかもしれない。小さなことでも放っておかずに自分の中で蓄積させリンクさせることで、その後の大きな成果も得られるというものだろう。

 確かに、その場の勢いで直感的に物事を進めることも時には必要だ。しかし、「真によいことは、新聞に騒ぎを起こすことなく、小さく始まる。」という名言があるように、小さいことこそ実は一番大切なことなのではないだろうか。いざというときに十分な実力が発揮できるような努力の積み重ね、そして努力があるからこそある休息の時間、どちらも忘れずに生きていきたい。

   講評   inoko

 空さん、こんにちは。入試が終わって、ゆっくりできるようになりましたか?



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