創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ぼくのお気に入りの場所   きおあ

 ぼくが今一番好きな場所は、新しくできた西館校舎のぼくたちの教室です。なぜかというと、丸い形のまどがあるからです。二学期までの教室のまどは、四角形のものばっかりだったけれど、新しい教室にはとびらの上半分に大きな丸いまどがあります。
 初めてこの教室に入った時、
「なんてこんなにきれいなまどなんだろう!」
と、ぼくは目をまん丸に大きくして言いました。
 その大きな丸いまどには、白くて細いしまもようがいっぱい入っています。とびらの前に立つと、そのまどにまるでかがみみたいにぼくの顔がうつります。最初はいつも自分の顔を見ているようで、
「ちょっとはずかしいな。」
と思いました。
 でも、そのまどを見ていると、
「どうして丸いまどにしたんだろう。」
と不思議に思い始めました。
「四角いまどはとんがっているけれど、みんながけがをしないように丸くしたのかなあ。」
ぼくは、どうしてもその理由を知りたくて、校長先生に聞いてみることにしました。
「校長先生、新しい教室にはなんで丸いまどをつけたのですか。」
そうしたら校長先生は、
「みんながけがのないように、ほがらかに学校生活をおくれるように、丸いまどを作りました。」
「うわあーー、ぼくが思っていたのと近かったなあ。」
と、ぼくは、うれしくてニコニコ顔になりました。 
校長先生のおっしゃるとおり、丸いまどのある教室にいると、丸い心になってきます。やさしい気持ち、親切な気持ちになって、みんなに何でも教えてあげたくなります。
 四月には、ぼくの弟が新一年生として入学して、さっそくこの丸いまどのある教室で勉強を始めます。ぼくが入学した時は、
「初めての先生とお友達で、だいじょうぶかなあ。」
と、ドキドキきん張しました。だけどこの教室だったら、丸い心がいっぱいになって、きっとみんなすぐに仲良くなれると思います。
 ぼくは、二年生の終わりまであと少ししかこの丸いまどのある教室で勉強ができないのが、さびしいです。でも、三年生になっても、この教室に遊びに行って、いつまでも丸い心でいたいです。そうして、丸いまどの前に立つと、ぼくのやさしい、丸い気持ちの顔が写ると思います。

   講評   hamura

 とてもじょうずな作文でしたね。
 きおあくんは、いつも、こう目もしっかりと、たくさん入れながら、ながれのあるよみやすい作文をしあげられています。
 たくさんのたのしいことを、これからもけいけんしながら、作文を書いていってくださいね。

 あんしょうも、すばらしいです。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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