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　　　「駅」の近くで見た「伝」統の「駅伝」　　　★takenoko★

　三学期の四大イベント。雪の学校、六年生を追い出す会、終業式、そして最後に「駅伝大会」。学校の駅伝大会のコースは、校庭を二周してから、中等部（中学）の方に行き、幼稚園前の「心臓破りの坂」を登り、高等部（高校）グランドを曲がり、大学前のロータリーを一周し、短期大学の図書館の前を通り、中等部（中学）のテニスコート前を走り、初等部（小学校）に行き、校庭を二周してゴール・・・で、途中で迷子にもなりかねないコースです。
　駅伝大会は、四年生以上のクラス内で上位四位が出場できます。皆、マイペースで走るぞ！オー！と言う掛け声を言っていました。先生の、
「よーーーーい・・・・・ドン！！」
の合図でスタートしました。最初の校庭二周は皆ゆっくり走っていました。Ｒ・Ｏ君はいきなり突っ走って前に出ていました。二周を走り、今度は、中等部の方に行きました。ここには下りの階段があり、僕は階段下りが得意なので、手すりに捕まりながら、二段飛ばしダッシュをして、階段で四人抜かしました。心臓破りの坂では、三人抜かすことに成功しました。ついにロータリーに出ました。トップとの差は二十メートルぐらいでした。。Ｔ・Ｓ君とＧ・Ｔ君を抜かしそれ以上抜かせませんでした。。順位は十一位。ラグビー部では、このコースを二周走るそうです。百十五人中、三十五位で、四分三十秒前後でした。Ｈ・Ｎ君がどこかに消えてしまった・・・と大騒ぎになりました。スタートから十三分後、Ｈ・Ｎ君が帰ってきました。僕は、駅伝は疲れるけれど気持ちが良いなぁ。（除く休日）と思いました。
　僕の学校は聞いたところによると三十三年ぶりに「箱根駅伝」に出場しました。ちょうど、戸塚に僕の学校の応援団がいる・・・と言うことで見学しに行きました。すると、学校の友達に会いました。僕が見たのは復路だったので大勢の人が応援しに来ていました。最初、トップの早稲田大学が走り、それから十分後・・・僕の学校の誰かが走っていきました。まるで、合奏の様に、
「頑張れ！！！！！！！！！！！！！！！」
と皆言っていました。その後、テレビで見たところ、最下位から二番目だったけれど完走した・・・ということでした。完走できたから良い、と思いました。
　僕は、駅伝は奥が深いなぁ。（除く陸上）だと思いました。僕は、駅伝大会が終わり、ホッとしました。（動作情景の結び）

　　　講評　　　jun

　駅伝大会は、★takenoko★君の学校の四大イベントの一つなのですね。敷地（しきち）の広い学校ならではの長いコース。先生だったら、校庭を二周して、中等部に向かっている途中で倒れてしまいそうです。（だから、迷子にはならなくて済みそうです（笑）。）
　気合の入った掛け声と先生のスタートの合図階段で四人抜きをするとは、★takenoko★君は根性がありますね。しかも、駅伝で走ることを気持ちが良いと思えるとは立派です。「心臓破りの坂」も一気に登ったのでしょうか。
　自分たちの駅伝大会の話から、箱根駅伝の話につなげたところはうまいです。今度は、声援を送る立場になったわけですね。声の限りに応援しているようすが目に浮かびます。
　駅伝大会が終わってほっとしたという★takenoko★君の気持ちはよくわかります。この後、動作か情景を表す文を入れて結びましょう。