創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   初のスケート   いちごちゃん

「わぁ。寒い。」
ママが
「ううっつ。」
と、言っています。
「そうかなぁ。そんなに寒い。」
って、思っていたら目の前にものすごく大きなスケートリンクがあらわれました。
 よく見てみると、大きなリンクのとなりにはそのリンクの五分の一ぐらいの小さなリンクがあわられました。どっちにしようかなぁ。ううん、よしこっちにしよう。でも、こっちにしようか、まようなぁ。こっちでいいや。わたしがえらんだのは、大きい方のリンクで、この前スターズオンアイスでまおちゃんがすべった方にしました。
 さいしょは、まるでいもむしみたいにスケートリンクのかべの手すりをはっていました。ママが、
「ママが小さい時は、こんなふうにかべをはっている人が、とても多かったのに。今はものすごく少ないね。」
と、言いました。
「へぇ」
わたしは、ふしぎに思いました。
 その時わたしとママは気がつきました。それは、手すりばかり持っていたので手ぶくろを見るとまるで手すりをおそうじしたように、手ぶくろはまっくろになっていました。でも、じっさいはおそうじしたことになっちゃってるのかな。
 三時間ほどすべって、帰るころにはまるでちょうちょがとぶようにすべれるようになりました。
 スケートが終わった後ママがこういしつで
「だれもいないから、ビールマンスピンのかっこうをして」
と、ニタニタした顔で言いました。
「いいよ。」
「やりにくいよ。出来た。一・・・二・・・三・・・」
オロオロ、ドテ。
「もうちょっと止まれないかな」
「うん。」
「これをツルツルすべるこおりの上でするなんてまおちゃんのバランスすごい」
「そうだね。」
「うん。」
「しゃしん、とれないよ。もう少しじっとしててよ。」
「せぇのぉ、はい。」
パシャ
「どんなの、見せて。」
「いいよ。」
「うわぁ。ビールマンスピンとY字バランスのあいだだ。」
「まあいいや。ちょっとへんだけど足が上げられているからだいじょうぶ。」
と、わたしは思いました。
「ああ、つかれた。」
「でも楽しかった。」
今度いつ来れるかなぁ。
「待ってろよぉ〜。スケートリンク」

   講評   hira

※清書もがんばったね!
 はじめてのスケート、はじめはいもむしさんでしたが(笑)、スケートぐつをはいてビールマンスピンとY字バランスの中間ぐらいのポーズをとれるまでになったのですね。すごいなあ。かっこいい!
構成 <こうせい> ● はじめに絵をかく ◎ 題名の工夫
 スケートリンクはかなり寒かったのですね。お母さんが「うううう」と言うくらい。スケートリンクの寒さ、また初めて見るリンクの大きさなど、その場にいっしょにいるようなえいぞうが目にうかぶ書き出しでした。さすが!
題材 <だいざい> ● 長い会話 ◎ 名前・数字
 久しぶりに来てみたら、あまりいもむしのような人はいなかったのですね。今は、新しく始める人が少ないのかなあ。ビールマンスピンにちょうせんするいちごちゃんのようすが会話でイキイキと伝わってきたよ。
表現 <ひょうげん> ● たとえ ● 声顔動作のようす
 「いもむし」とはなかなかすべることができなくてもにょもにょしているようすがよく分かります。「ビールマンスピンとY時バランスのまんなか」とどんなポーズかも上手に表現できているね。「にたにた顔」もようすがわかる。
主題 <しゅだい> ● とちゅうの思ったこと ◎ 思ったことを長く
 お母さんの話にふしぎに思ったこと、ちょっとむずかしくておろおろする感じ、又来たいという気持ちがしっかり書けました。
イヌバウアー

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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