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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   大切な節分   ピプリー

わたし主題 要約 体験実例 たとえだじゃれ表現 わかったこと 常体で書く 題材 書き出しの工夫 構成。
 毎年、必ず行われる豆まき。私はいつも何気なくやっている豆まきだが、とても重要な日だということを今年知った。去年まではちょっと節分が面倒くさかったと悪いイメージを持っていた。さらに、豆嫌いだが、必ず食べなければならない豆。去年は13個も食べて、私はとても辛かった。とても耐えられないのでチョコレートと一緒に食べたりもした。しかし、今年節分の意味を知ってからは、ちゃんと豆を食べるようになった。ほかにも、節分といえば「恵方まき」。私は毎年豚カツまきを食べている。ほかにも皆と少しずつ分けたりもしてとても楽しい。でも、黙って食べなければいけないということもあって少し寂しい食事の時間である。
「鬼は外、福はうち・・・」
今日は一年に一回しかない豆まき。今年は愛犬ルークも豆まきに参加した。今年、お面をかぶるのは・・・ルーク!!犬だからサイズが合わないと思ったら以外とあっていて可愛らしかった。でも、そのうち怒って顔がまるで本物の鬼みたいに歯をむき出していた。
「お面、取ってあげるからね。」
と微笑みながらとってあげても口が不本意な形をしていた。口がまがっているのだ。これには皆大爆笑。その後からは豆まきをした。思いっきり外に向かって
「鬼は外!!」
と投げたらとても心がスッキリした。豆まきって本当に鬼を退治してくれる行事だと思った。その後は
「福はうち!!」
と皆で沢山の豆を投げた。沢山の福が我が家にやってくると思いながら投げた。今年はルークも豆の代わりに卵ボーロを食べた。とても美味しそうに食べていた。今年はとても楽しんだ節分だった。
 昔はルークもいなくて、幼い頃は普通の豆まきだったのか私は気になった。そこで私は母に聞いてみた。
「昔の我が家の豆まきは普通だったの?」
私は母に聞いてみた。
「それはね…」
七年前…
「鬼は外…福は内…」
七年前では私は五歳。私が五歳の頃も豆まきをやっていた。
「ちゃんと投げなさい!」
母が私にいった。なぜ、私は怒られているのか。それは、豆まきをしているのに投げるはずの豆をボリボリ食べていたのだ。だから、再現してみると
「鬼は外(ボリボリ)福は内(ボリボリ)」
ということになる。全て鬼も福も体の中に入ってしまう。
「昔はこんなことがあったのよ。」
と母が大笑いをして私に話してくれた。
「もう!お母さんもなんか昔面白いことあったでしょ。」
私は笑いをこらえ、母をちょっぴり怒った。すると母が、こう話した。
約30年前…
「一緒にお豆食べようか。」
母の家では犬を沢山飼っていた。それで、寒い冬のなか愛犬が可哀想になったのか母は外でこっそり豆を一緒に食べたという。愛犬はドックフードを豆の代わりに食べたそう。すると、次の日風邪を引いてしまったそうだ。
「あははは!!お母さんそんな寒い日に外なんか出るからだよ。」
私は大爆笑。でも、母は優しいなと感じた。豆まきは、沢山の思い出が出来る日だと思った。
 日本人にとって節分とは日本ならではのものでこれからも大切にしなくてはならない伝統行事だと分かった。今までは嫌いだった節分。でも、案外やってみたらいいものだった。さらに、様々な意味があることが分かって好きになった。沢山のことを学べてとても良かった。「案ずるよりも産むが易し」このことわざは心配するよりもやってみれば以外に優しいという意味である。私の悪いイメージがあってもちゃんとやってみれば以外と良い、というのと一緒だ。このことわざから、何事もやってみることが大切だということも分かった。
「鬼は外、福はうち・・・」
今日は一年に一回しかない豆まき。今年も楽しく豆まきをしている。

   講評   yuta

 今年の節分は、新たな気持ちになりましたね。
 「鬼は外、福はうち・・・」 今年はルーク君も参加してより楽しい豆まきになりました。お面をかぶせられたルーク君は、歯をむき出して『まるで本物の鬼みたい』。口をまげた不本意そうな顔がまた可愛い。それにしても豆まきは心がスッキリしますね。
 七年前は五歳のピプリーさんが可愛らしかった。「鬼は外(ボリボリ)福は内(ボリボリ)」と、投げずに食べちゃってたのね。大笑いしながら話してくれたお母さんにも、子供のころにこっそり犬と一緒に外で豆を食べて、次の日風邪を引いてしまったという思い出が。 『豆まきは、沢山の思い出が出来る日だ』。長年続く行事だから、思い出がつながっていきますね。
 『日本人にとって節分とは日本ならではのものでこれからも大切にしなくてはならない伝統行事だと分かった』。「案ずるよりも産むが易し」。ちょっと面倒くさいところもありますが、やってみるといいものですよね。
 「鬼は外、福はうち・・・」 一年に一回しかない豆まき。楽しく続けていきましょう。
       

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