国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私たちは旅、未知と偶然の要素を   ゼニガメ兵

 私たちは旅、未知と偶然の要素を多く含んだ旅に出るとき、どこかへ行きたいとか、なにかを調べたいとかなどといった、なんらかの意味で目的をもった自分の意思とは別に、一種のあやしい胸のときめきを感じる。旅立ちに際したときのこのような心の不思議な在り様を巧みに捉えて、私たちの先人の一人は、次のように書いた。「春立てる霞の空に、白川の聞こえんと、そぞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひてとるもの手につかず、云々」(松尾芭蕉『おくのほそ道』)あまりにも有名な文章であるが、この「そぞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて」(そぞろ神が物=霊にとり憑いたためもの狂わしくなり、道祖神にさそわれて)という言葉には、旅が日常性をこえた異次元への飛翔ともいうべき側面をもっていることがよく示されている。僕は今高校一年生ではあるが、一年生から留年があるという最悪なルールがある学校に入学している(他の学校もそう?)。もし留年したら…。せっかくの学費が無駄になってしまう…。それをまぬがらせるために学校を出て、何処かへ旅に出ようと思う。そう、本来かわいい子には旅をさせるべきだと僕は思う。方法は二つある。
 方法一つめ、いつもとは違う行動をとってみる事だ。学校からの下校ルートはいくつかある。電車の場合急行に乗るか各駅停車に乗るか、あと時間帯で決まる。たまには違う行動をとる、それは旅の一歩かもしれない。なんてったって同じ行動ばかりとると、それはただの道理かもしれないから。(複数の方法A)
 方法二つめ、若者が旅を出やすい環境を作る事だ。歴史実例としては、コロンブスは何人かのおともを連れ、黄金の国とも言われるジパング(日本)を目指して旅をする計画をした。しかしインド側には敵国の軍がいるため、コロンブスはその逆を進めばジパングにたどり着くと考えた。フランスの王国に資金の調達を申し込んだが、大臣が西へ進むと海の悪魔の餌食になると伝えた。当時は西には広い海域があり、そこに海の悪魔があると伝えられてきた。フランスから見てまだ知られてない国があるとは気づかずに…。コロンブスが新大陸にたどり着いたのは日本!…では無くアメリカだ。コロンブスはここは日本だと勘違いをしてしまったのだった。旅の終わりにコロンブスはよく確かめてみると、そこはアジア大陸ではなく未知の大陸だと気づいた。その時本人は(こんな所に島なんて無かったはずだ…!)と悔しく思った。(複数の方法B)
 確かに、日常生活を大事にするという考えもわかる。しかし、人間は環境の変化によって精神も活性化する。時々は転がらないと、人間の精神も苔を生じてしまうからだ(引用)。

   講評   iyu

 旅によって生き生きとした感受性をとりもどすことができる、という話ですね。今までに修学旅行や家族旅行など経験していると思いますが、自分で旅を計画するというのもいいものです。それも団体旅行ではなく、時刻表片手にできるだけ自分の時間で計画することです。旅は出発する前から計画の段階からもう始まっているといえますね。

ことわざ ー かわいい子には旅をさせよ。ということわざはぴったりですね。ほかに百聞は一見にしかず。でもいいでしょう。実際に経験することは大事ですね。

方法 ー 日常的に旅と同じような経験をすることもいい方法ですね。登下校のルートと替えてみるだけでも、なにか発見があるかもしれません。


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