創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
その動物が あまぐり
鎌倉の海岸の波打ち際で一匹のチョウチンアンコウ一般の人に拾われ、8キロ離れた江ノ島水族館に運ばれ8日間生きた。生きているチョウチンアンコウのイリシウムの先端には、小さなざくろの実のように丸く膨らんだエスカがあり、乳白色半透明の上に銀色と淡紅色のリングがあって、暗いところで青白く光って見えた。イタリアのナポリ水族館では、1889年に生きたダルマザメの発光がガラス越しに観察されている。だが長期間は生きられない。深海魚が水族館で飼えないのは、それが深海に棲んでいるという事実よりも、深海に棲んでいるために皮膚や内臓が傷つきやすい、体がもろくてこわれやすい、環境の変化に弱いという理由のほうが大きいようだ。水温も、比重も、水質も、明るさも、自在に調節できるようになった現在の水族館で、未解決の課題として挑戦するのにふさわしい相手だろう。(要約)
僕は小さいときから亀が好きで好きでたまらなかった。そして僕が9歳になったころに亀を飼ってもらった。種類はアカミミシップミドリガメ、いわゆるミドリガメだ。それとゼニガメと言う亀だ。ミドリガメは3匹、ゼニガメを2匹。合計5匹亀を飼った。僕が買ったかめはものすごく小さくてすごくかわいい。買ってから1ヶ月で一匹の亀が死んでしまった。その亀はミドリガメで、飼ったときからおとなしくてまったく動こうとしなくて心配していた矢先に死んでしまった。それから6ヶ月後、今度は亀が一匹水槽から脱走してしまった。そのときはまるでいすから滑って落ちてしまったときのようにびっくりした。その翌日また亀が脱走していた。からすか何かに取られたのかなと思ったが、その亀たちが重なれば脱走できる高さになる。そしてそれから2ヵ月後もう一匹の亀が脱走してしまったのだ。残るかめは1匹だ。脱走は絶対に出来ないため安心した。そこで季節が冬になった。亀は冬眠することを忘れていていつものように水につけて泳がしていると動かなくなって死んでしまった。やはり人間の手で生きものを飼うのは難しいのだ。
昔、僕の学校には中庭にマリーとメリーという羊を飼っていた。学校で羊を飼うというのは全国的にも珍しく話題にもなった。その年の校長先生が作業着に着替えて羊小屋を掃除していた学校中に生徒がかわいがっていた。羊が起こした一つのハプニングがある。羊が小屋から抜け出して教室に入り教室に貼ってある生徒の作品、掲示物を羊が食べてしまった。このようなハプニングもありみんなと親しくやっていたが、あるときにマリーが病気になり動物病院に運ばれた。そして3ヶ月後に死んでしまった。そしてメリーも病気になり同じく死んでしまった。学校中に大きな衝撃を与えた。人間がどんなにかわいがって、世話をしてもやはり自然界で生きている動物を長く生きさせる事は難しいものだ。(聞いた話)
人間の手で自然界に生きている動物を飼ったり長生きさせることは難しい。その理由はその動物が生まれた土地にいたほうが動物も安心して暮らせる。だが人間の手でえさをやりせまい小屋に入れられ動物がわもストレスを抱えるだろう。だが一番大きな問題は環境ではなくその自然界で生きている動物自体の問題だと分かった。
講評 jun
要約しにくい長文でしたが、内容を把握して、うまくまとめることができました。
生き物を育てるのがむずかしい例として、まず、家で飼っていたミドリガメの話が書けました。環境が変わるとなかなか適応できないカメがいたり、脱走して行方不明になってしまうカメがいたりと、苦労が多かったのですね。長生きするはずのカメも、人の手で育てるとなると大変ですね。
もう一つは、学校で飼っていた羊について、聞いた話をうまくまとめることができました。小さな生き物と同じように大きな動物もまた、ちょっとしたことがきっかけで病気になってしまうのでしょうね。校長先生が作業着に着替えて羊小屋の掃除をするなんて、ほかの学校ではあまりないことですよね(笑)。
結びは、深く考えてまとめました。動物側も人工の環境では、ストレスを抱えるというのはそのとおりでしょう。最後の「動物自体の問題」を具体的に説明できるとよりわかりやすいまとめになると思います。
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