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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   未知の生物   例のあの人

チョウチンアンコウは155年も昔から学者の興味を引いていたが、生きたチョウチンアンコウがどのようにして光るのかは長らく誰も知らなかった。それが海岸に遊びに来ていた一般の人にチョウチンアンコウが拾われ、水族館で八日間生きたことで確かめられた。チョウチンアンコウのような深海魚はまだ水族館では飼えないでいる。その理由は、深海魚が環境の変化に弱いからだ。深海生物を水族館で生かし続けることは、未解決の課題として挑戦するのにふさわしいであろう。
私は、不思議なことをする深海生物を図鑑で見たことがある。それはアンコウなのだが、アンコウは、チョウチンアンコウのように背びれが変形したアンテナがあり、その先にルアーと呼ばれるものがある。アンコウは、そのルアーを動かし、獲物をさそい、近づいてきた魚を食べるのだ。アンコウ自身は、砂といったいになっているのでよってくる魚はアンコウの存在には気付かない。このような行動に似たものが私たちの生活の中にもある。それは釣りだ。釣竿の先に糸をつけ、小エビや小魚などのエサをつける。そのエサを食べようとした魚を、釣り上げるという釣りの行動は、まさにアンコウそっくりだ。そう考えるとアンコウも人間も同じようなことを考えているのだ。
深海にすむ不思議な生き物といてほかにもメガマウスなどがある。メガマウスとは30年ほど前に発見された体長4.46m、体重750kgもあり、信じられないような大きな口を持つサメだ。その口の大きさから、メガマウスという名が付けられてた。おそらく20世紀の海洋生物学の中ではシーラカンスに匹敵するほどの大きな発見であるといわれている。メガマウスの発見例は非常に少なく、全世界でも40件だけである。この中で一番目撃例が多いのは、なんと日本である。それ以外にも、世界中の海で目撃されている。メガマウスは、まだ多くの謎に包まれている。
私は、まだ見つかっていない生き物も、よく分かっていない生き物もたくさんあることが分かった。チョウチンアンコウなどは、最初の記録から155年もたってようやく光っているところが見れたのだ。そのように、まだ世界には発見されていなかったり、詳しいことがわかっていない生き物がたくさんいる。その生き物を早く見てみたいと思う。

   講評   arare

高村光太郎という詩人が書いた「ぼろぼろな駝鳥」という詩を知っていますか。「何が面白くて駝鳥を飼ふのだ。動物園の四坪半のぬかるみの中では、足が大股過ぎるぢゃないか。」という書き出しで始まる詩です。深海魚も深い海から引き上げられ人工的に飼育されたら、この駝鳥と同じ心境になっているかもしれませんね。

 アンコウがえさを捕まえるための工夫は、人間の釣りにそっくりで人間もじつはアンコウと同じようなことを考えているという指摘はするどいです。アンコウは自分の体を変化させたためにそれ以外の方法でえさを捕まえることはできませんが、人間は道具を使うことを選んだので道具を変えていろいろな方法で獲物を捕まえることができます。

 メガマウスについて調べて書くことができました。あんなに大きな生き物なのにずっと知られずにいました。こういう未知の生き物の発見のニュースに、広い海のなかにはプレシオサウルスの生き残りがいるんじゃないかと期待してしまいます。

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