創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日3224 今日210 合計55770
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   雑草だって生きている   ピプリー

わたし主題 要約 体験実例 たとえだじゃれ表現 わかったこと 常体で書く 題材 書き出しの工夫 構成。
 三年前まではその路地は、さまざまな人や動物の散歩道として利用されていた。女の子や男の子が草の葉を引っぱっているのを私はよく見かけた。何が彼らをこの路地に引きつけたのだろう。しかし、数年たって路地全体に異変が起きた。車の震動で下水管がこわれぬようにしっかりとほそうされてしまったのだ。そしてその道は車向きの道路となり、地球のかけらではなくなってしまった。
「はー。疲れた。」
今、私は家で雑草抜きをしているのだが、昔の話を思い出していた。それは、学校で草むしりをしていたときのこと。あれは小学校2年生の夏だった。
「ミーンミンミンミン…」
「早く行こう!!」
体操服に着替え、軍手をはめて、スコップを持って友達とダッシュで教室から出た。私のクラスは体育館裏での草むしり。私はいつも草むしりの時間がとても楽しみだった。
「じゃあ、ちゃんと分かった人からはじめて良いよ。」
担任の先生が言うと、皆一斉に草むしりを始めた。まるで、早くやらなければ嫌なことがあるのかのように皆草むしりをはじめたのだ。そう、私のクラスは皆草むしりが大好き。得に生き物が好きなグループがあって、私もその会員の中の一人だった。そのグループの名は…「生き物大好き給食も完食グループ」だった。給食も完食っていうのは、いつも常に完食をしておかわりもするということがあったからだ。私は暑かったので木の陰で友達と仲良く話しながら草むしりをやっていた。すると、
「あー!!」
そこには様々な生き物達がウジャウジャいた。そこで「生き物大好き給食も完食グループ」は集まった。私はずっと幼い頃から生き物好き。今もとても大好きだ。そんな私ははじめにミミズが目に入った。夏だとよくミミズが干からびているが、そのミミズはとても元気だった。でも干からびたら可哀想だから湿った土の中に入れてあげた。そのミミズの次は…と思ったらほかの皆が生き物と遊んでいていなかった。私は再び、友達と草むしりを始めた。他にも、私は花が大好きだった。いつもクラスには花が置いてある。それは全て「フラワー大好きグループ」が育てていた。そのグループの人は全員食べ物の名前で呼ばれていた。例えば「かほ」という名前だったら「カボチャ」で「しほ」だったら「星のこんぺいと」とか。草むしりのとき、とても綺麗な花を見つけたらそのグループが集まってきた。「これは○○だね。」
とか、いろいろ話し合い、その花を育てることにした。とてもその花は元気よく育った。そんな草むしりの時間は自然と触れ合える時間だったのだ。
「あれ。ここは前草地だったのに。」
前まではここは草地だった。よく愛犬ルークとも遊び、とても人気だった遊び場が。ホテルになってしまったのだ。もうそこは、工事が始まり雑草や木は、全て機械でなくなってしまった。最近ホテルやマンションで草地がなくなることが多い。私の友達も
「前までは公園だったのにホテルになってしまって、とても残念。」
という声が多いのだ。でも、そんなにホテルやマンションがあっても住む人がいなくてそのうち壊れるのだと思う。だったら、はじめから建てなければ自然は元気よく育っていたかもしれない。その自然にいた動物達だって元気よく育っていたのかもしれない。今、人間は自然の本当の姿を知らない。最近人間は次々に凄い発見をしているのだが、もっと地球や自然のためになることを発見してよりよい地球を作ることが大切だと思う。だから、今ある公園や草地で沢山思いっきり遊んで、今の子供が自然を知っておくべきだと思う。
 人間にとって自然とは今、ちゃんと向き合わなければいけないものの一つだと分かった。
雑草も自然界のなかのものの一つであって一生懸命に生きているのだと分かった。「人の振見てわが振り直せ」のようにほかのところの良い点悪い点を見て、今の日本の欠点を見直し、自然を大切にするということはどうか考えてみた。これからは、自然を思い、自らも大切にしていきたい。
「はー。疲れた。」
今、私は家で雑草抜きをしている。でも、今回はあまり雑草が痛くないように抜いていた。丁寧に、丁寧に…。

   講評   yuta

◆要約しにくい長文でした。上手くまとめましたね。
◆家での雑草ぬきの場面から、小2のころの思い出へ、会話や音を使って効果的に描写しましたね。 『まるで、早くやらなければ嫌なことがあるのかのよう』に草むしりをしながら、生き物や綺麗な花を見つけていたのですね。小さな自然にも、宝物はいっぱい! 観察をしたり育てることにしたり。草むしりもこういうふうにやると、人も草も生き物も生かされますね。
◆草地だったところにホテルが建ってしまった。雑草や木は全て機械でなくされてしまい、ホテルやマンションが建ってしまうと、あんなに魅力的だった草地が一気につまらない場所になってしまいますね。“今ある公園や草地で沢山思いっきり遊んで、今の子供が自然を知っておくべき”とは、全くその通り。自然の面白さを知らなくては、大人になったときに、自然を守ろうとは思えませんからね。
◆『人間にとって自然とは今、ちゃんと向き合わなければいけないものの一つだ』『人の振見てわが振り直せ』 今の日本の欠点を見直して、自然と向き合わなくてはね。
       

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)