創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私の家は自動車が   まいう

私の家は自動車がやっと通れるぐらいの路地に面している。三年前
まではその路地は、さまざまな人や動物の散歩道として利用されてい
た。隣近所には古い家が多くて、敷地からはみ出した樹木の茂みが路
上に日かげを作っていた。数年たって路地全体に異変が起きた。下水
道工事が始まってしっかりと舗装されてしまったのだ。ネコジャラシ
にスギナ、スミレもタチイヌフグリもそれ以来路地から消してしまっ
た。道は車向きの道路になってしまった。町中の雑草に対する人間の
態度は時と場所によってさまざまである。ハイキングに行けば「緑で
いっぱいで気持ちいいわねえ」と喜ぶ人も、自分の庭に出てきた雑草
は血眼で引き抜いてしまう。「要約」
私が小中学校の時には大掃除と称して、全校一斉でグラウンドのご
み拾いや草むしりが行われた。授業がなく外に出られることになるで
嬉しかった。しかし、掃除をすること自体はあまり好きではなかったの
で、遊びながらやっていた記憶がある。「体験実例」大掃除が行われた
理由は予想するに三つほど考えられる。一つには学校の近隣住人やPT
A、あるいは教育委員会からのクレーム回避のためである。二つ目は荒
れ放題にしておくことは生徒の風紀の乱れやひいては犯罪の温床につな
がると考えられるのでこれらの回避のためである。三つ目は生徒の道徳
意識の育成のためである。生徒に身を持って体験させることで、分別を
わきまえ、日々の行動を律する意識の醸成を図りたかったのであろう。
 国連食糧農業機関(FAO)の統計によれば、全世界の森林面積は 1990
年には4,077,291千haであったが、2005年には3,952,025千haとな
った。すなわち、この間に125,266千haの森林が消滅した(全世界の3.1
%にあたる)。 森林面積の変化は地域の差がある。東アジアは増加、ヨー
ロッパは微増、しかし東南アジアやアフリカや南アメリカでは大きく減少
している。すなわち、熱帯雨林の森林減少が地球規模で進行している。影
響として、二酸化炭素の増加により地球温暖化の進行、土砂災害の発生、
砂漠化、野生動物種の絶滅などさまざまな環境問題を引き起こしている。
現状のままいけば、100年後には地球上から森林(熱帯林)がなくなると
言われている。「調べた話」
過ぎたるは及ばざるがごとし「ことわざの引用」で、これらはすべて
我々人間の手によって指示され、行われていることである。本来人間
は動植物や昆虫を始めとした自然と共存し、自然からいろいろなこと
を学ぶとともに恩恵を受けていたはずである。例えば、暖かくなると
道端に咲き始めるタンポポやスギナ、ネコジャラシといった植物や時
折目にする動物や昆虫などを見て、我々は四季の移り変わりを感じた
り、癒されていた。またそこから親子間、子供同士、隣近所との心温
まる会話や遊びが生まれ、憩いの場が自然発生していたのである。そ
して我々人間はその中でいろんなことを学び感じとり、人間形成につ
ながっていたのである。人と自然との共存の中での良さがあったので
ある。人間も自然の一部であることを忘れないことである。「一般化の主題」


【訂正版】

私の家は自動車がやっと通れるぐらいの路地に面している。三年前まではその路地は、さまざまな人や動物の散歩道として利用されていた。数年後、工事が始まり路地全体がしっかりと舗装されてしまった。道端に生えていた雑草がそれ以来路地から消してしまった。町中の雑草に対する人間の態度は時と場所によってさまざまである。ハイキングに行けば「緑でいっぱいで気持ちいいわねえ」と喜ぶ人も、自分の庭に出てきた雑草は血眼で引き抜いてしまう。「要約」
私が小中学校の時には大掃除と称して、全校一斉でグラウンドのごみ拾いや草むしりが行われた。授業がなく外に出られることになるで嬉しかった。しかし、掃除をすること自体はあまり好きではなかったので、遊びながらやっていた記憶がある。「体験実例」大掃除が行われた理由は予想するに三つほど考えられる。一つには学校の近隣住人やPTA、あるいは教育委員会からのクレーム回避のためである。二つ目は荒れ放題にしておくことは生徒の風紀の乱れやひいては犯罪の温床につながると考えられるのでこれらの回避のためである。三つ目は生徒の道徳意識の育成のためである。生徒に身を持って体験させることで、分別をわきまえ、日々の行動を律する意識の醸成を図りたかったのであろう。
 国連食糧農業機関(FAO)の統計によれば、全世界の森林面積は 1990年には4,077,291千haであったが、2005年には3,952,025千haとなった。すなわち、この間に125,266千haの森林が消滅した(全世界の3.1%にあたる)。 森林面積の変化は地域の差がある。東アジアは増加、ヨーロッパは微増、しかし東南アジアやアフリカや南アメリカでは大きく減少
している。すなわち、熱帯雨林の森林減少が地球規模で進行している。影響として、二酸化炭素の増加により地球温暖化の進行、土砂災害の発生、砂漠化、野生動物種の絶滅などさまざまな環境問題を引き起こしている。現状のままいけば、100年後には地球上から森林(熱帯林)がなくなると言われている。「調べた話」経済優先の人間のエゴで自然環境を破壊してしまっている。その報いとして自らにも影響が出始めている。早急に環境問題の改善を図らなくてはならない。
過ぎたるは及ばざるがごとし「ことわざの引用」で、これらはすべて我々人間の手によって指示され、行われていることである。本来人間は動植物や昆虫を始めとした自然と共存し、自然からいろいろなことを学ぶとともに恩恵を受けていたはずである。例えば、暖かくなると道端に咲き始めるタンポポやスギナ、ネコジャラシといった植物や時折目にする動物や昆虫などを見て、我々は四季の移り変わりを感じたり、癒されていた。またそこから親子間、子供同士、隣近所との心温まる会話や遊びが生まれ、憩いの場が自然発生していたのである。そして我々人間はその中でいろんなことを学び感じとり、人間形成につ
ながっていたのである。人と自然との共存の中での良さがあったのである。人間も自然の一部であることを忘れないことである。「一般化の主題」そのためには経済優先の考え方そのものを改め、環境問題の改善と経済発展の両立を図らなくてはならない。つまり、環境そのものをビジネスに転化する工夫が必要である。

   講評   suman

目標の字数をクリアし、しっかりと書けています。全体の流れは大体こんな感じで良いと思いますので、いくつか気になる点を指摘させていただきますね。
<改行について>改行は、一文ずつではなく、段落の変わるところで改行して下さい。
<要約>大切な所を十分押さえています。が、もう少し字数を減らすー200字程度ーようにしてみましょう。たとえば「隣近所には古い家が多くて、〜作っていた。」は削ります。「数年たって路地全体に異変が起きた〜道は車向きの道路になってしまった。」も、もう少し簡潔にまとめましょう。
<体験実例>これは多くの人に共通の体験ではないでしょうか。私も、そういえば校庭のごみ拾いや除草をさせられたなあと思い出しました。^_^「理由は予想するに三つほど考えられる。」---「考えられる」だけで意味が十分通じるので、「予想するに」は余分です。また、これから起こることについてではないので、ここに言葉を入れるとすれば、「予想するに」ではなく、「推測するに」または「想像するに」ですね。
<調べた話>国連食糧農業機関(FAO)の統計による、全世界の森林面積の変化について書きました。「熱帯雨林の森林減少が地球規模で進行し」、「〜地球上から森林(熱帯林)がなくなると言われている。」このことと、この感想文のテーマはどのようにつながっていますか。まいうさんが、どんな問題意識を持ってこのことを取り上げたのかを、書いて下さいね。
<ことわざの引用>「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」そもそも人間が生活するためには、自然を利用し、自然に何らかの手を加えることが必要でした。また、産業が発達し、人々がより快適で便利な生活を求めるようになった近現代の社会においては「開発」は必要不可欠なものでした。が、「開発」の名のもとに、自然に深刻なダメージを与える自然破壊が行われてきたことも、否定できませんね。
<一般化の主題>「人と自然との共存の中での良さがあったのである。人間も自然の一部であることを忘れないことである。」では、そのためにはどうしたらいいのか、人間は自然とどのように関わっていくべきなのかまで、論を進めていくとよいと思います。

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