国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   花より団子   かまむ

 歴史の違いは、東西のりんごのありように大きな差をもたらしてしまう。欧米のりんごは概観が悪くても味がよければよしとするポリシーで今日に至っている。それに対し、日本の場合は、ひたすら外観重視の道を歩いてきた。またそうした外観への極度のこだわりはりんごだけではなく、日本の果樹生産の一般的風潮に巣穴っている。外国から物や技術を導入してそれを独自に改変し、代価価値をつけて発展させるのは、いわば日本の「お家芸」で、貿易摩擦の要因でもある。果実もその例外ではない。この奇妙な日本人の美意識には、いささかの軌道修正の必要があることなのだ。(要約)
 よくペットショップに行くと人はまるで、プレゼントがたくさんある中でどれがいい?説きかれたときについつい一番大きそうで包装紙がすごいものに手を出すように犬を種類やかわいさで決める。そしてその後、もっとかわいくしたいと犬に服を着せる。私の姉も犬に服を着せることに興味を抱いていた。まだポチとビアトリックスを飼っていなかった私たちは、時々家族で、ホームセンターに行った。お買い物が嫌いな私は、
「早く帰ろう、」
といつもは言っている。しかしそのホームセンターに行くときだけ私はそんなことを言う
という必要はなかった。それは、ペットのコーナーがあったからである。私がペットに見とれている間に両親は買い物をするという感じであった。そこには犬と犬の服と犬のおもちゃのコーナーがあったが、私はまっすぐ犬がいるところに行き、そこで両親が必要なものを買うのを待っていた。姉は、犬の服があるコーナーに行き、そこで両親を待った。姉はちょくちょく私を呼び、服を見せた。私はちょくちょく姉を呼び、犬を見せた。その時良く考えたものだった。犬は種類別やかわいさで買うのではなく、性格で決めた方が飼い主と犬にとっていいのではないだろうか、と。(似た話)(例え) 
 アメリカでは車を走らせて移動する。そして私の家族の車を含め、多くの車はぼろぼろである。傷だらけのもあり、うちの車の場合、右のドアは開けたら下に落ちてしまうくらい壊れていた。そこで両親はお客が開けないようにドアにテープを張った。誰かを乗せるときには、
「あの、すみません、左から乗っていただけないでしょうか。」
と言わなければならなくなってしまった。でも車としては動いていたので、気にせず乗っていた。そういう車は日本ではめったにお目にかかれない。だから両親は日本に帰ったときに一番気がついたのは日本の車が全部ぴかぴかだったということだと父と母が言っていた。これは事実である。アメリカは地図を見たらわかるようにとても広い。だから狭い日本と違って歩いて買い物に行ったり教会などに行けないである。それにわたしのおぼえているかぎり電車は少なかった。とにかく、車が唯一の移動方だともいえるだろう。しかし、日本では電車や自転車に乗る人が多く車は、遅れて入って広まってきた。日本では、車は、とくに都会では、主に休日に使われるものである。だから実用性だけではなく、見た目も肝心なのである。(似た話)
 人間にとって見た目とはその中が何なのかを前もってすこし予測できるようにしてくれるものだと思う。しかしことわざ「花より団子」にもあるように外見にとらわれず、中身も知らなくてはいけないのではないだろうか。(一般化)(ことわざ)

   講評   kamo


 今回も、かまむさんらしい、とても充実した内容のいい意見文が書けたね。たいへん立派でした。
<構成>
 要約が上手にできました。内容もいいし、字数もちょうどいいね。
<題材>
 電話でも少し話してくれたけれど、ペットショップでの話、興味深く読ませてもらいました。お姉さんと対照的なのがおもしろいなぁ。アメリカでの生活が、やはりかまむさんの価値観に影響を与えたのだと思うけれど、お姉さんとの対比を見ると、個性もあるのだね。
 車の話も、おもしろかった。いい実例だったね。本当に日本人には、車を動く部屋のように思っている人が結構いるかも。ピカピカにそうじをしたり、靴を脱いで車に乗っている人も知っているよ。^^;単なる移動手段ではなく、ステータスシンボルのように思われていることもあるかもしれないね。
<表現>
 「まるで」が上手。
 ことわざも、題名としてうまく決まっているね。上手に引用できました。
<主題>
 確かに、見た目はどうでもいい、というわけではないけれど、中身を吟味し、理解することは、やはりそれ以上に大切だよね。人間自身も、中身の充実が何よりと心得たいと思います。

 「説きかれたときに」は、変換ミスだよね? 「と聞かれたときに」だね。
 「早く帰ろう、」→「早く帰ろう。」
 「行けないである。」→「行けないのである。」
 「移動方」→「移動法」
今回は、ちょっと変換ミス等が多かったね^^;

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