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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   外見と中身   あほーどり

 ヨーロッパにおけるリンゴの栽培の歴史は長く、四年以上である。一方、日本におけるリンゴ栽培はまだ百年ほどの歴史しか持っていない。
 欧米では、リンゴは大衆のものとされ、外観よりも味が重視されている。それに対し、日本ではリンゴはぜいたく品として出発し、外観が重視されてきた。
 味よりも見てくれが高級品としての要素として重視されるのは問題である。現在では農薬が発達し、必要なくなったはずの「袋かけ」は、果実の着色のためにいまだ残っている。
 このような風潮の原因はともかく、日本人の美意識は軌道修正する必要がある。(要約)
 私は子供のころに何度かグアムなどの海外に旅行に行ったことがある。現地のスーパーなどでは商品を買うと紙袋に入れるだけである。しかし、日本のスーパーでは、リンゴなどはクッションつきで売っているなど、傷つかないように細心の注意が払われている。
 日本人は外観を重視するという特徴の典型的な例をこの前ニュースで見た。(前の話)ある電化製品販売店ではB級商品特売というセールをたびたび行っている。B級商品とは、注意してみなければわからないような、ほんの小さな傷がある商品のことである。普通の商品と比べ、実際の機能には何の問題もないのに値段は何割も安くなっている。
 この例の場合、客は競って安い商品を課をとしているので、見た目にこだわっているのは販売者だけである。しかし、やはり日本人はかなりこだわる傾向にあるのではないかと思う。
 日本のデパートでものを買うと、きれいに紙で包んで、シールを張り、袋に入れてくれる。プレゼント用に、と頼めばさらにきれいな包装紙にリボンまでつけてくれる。これらは確かに見た目が良く、受け取るときにうれしいが、包装紙やリボンも買ったものと一緒にとっておこうとする人はほとんどいないのではないか。しかし、プレゼントを贈るときにはきれいに包んでもらい、リボンもつけたほうがいいのではないかと思ってしまうし、もらうほうも特別な包装を期待している。
 人間にとって見た目とは、物の価値を計るバロメーターの一部である。(一般化の主題)しかしそれはあくまで小さな一部でなければいけない。物も人も、外見が中身のすべてを物語っているわけではないからである。少しの傷があるからといって、まるでそれのすべてが悪いかのように嫌うのはやめるべきである。(例え)そうすれば更なる内容の品質の向上が望めるだろう。

   講評   hota

 字数が増えましたね! 項目も全て入っていますし、1000字を突破しましたので、目標の1200字まではあと一息です。要約もよいので、真ん中の「似た話」部分を詳しく、論理的に書いて、ぜひ目標字数達成を目指してください。

 自分の「体験実例」を含む「似た話」の部分は、少しメリハリをつけるため、前半(第2段落・「体験実例」)と後半(第3段落・もうひとつの「体験実例」もしくは「聞いた話」、「読んだ話」)に分け、それぞれについて自分の考えを含めて書き込む、という形にするとよいです。

 今、学年末ですので一番字数が多い学期です。4月からは600字になりますから、ぐんと楽になると思います。3月いっぱい、少し長い字数ですが頑張ってみてください。

★森リンの点数も、85点。なかなかいいです。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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