創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   旅行   ミスターカービィ

 「ハロー」「センキュー」と普段の生活で聴き慣れない言葉を耳にする。今ぼくが立っている島国はそういう言葉しか存在しないだろう。ぼくも、その聴き慣れない、言い慣れない言葉を言う時がやってきた。今、ぼくはオーストラリアで修学旅行をしている。
 それは、2月14日からの修学旅行中の出来事である。普通の学校では、修学旅行といえば2泊1日の短期旅行であろう。しかし、ぼくの通う智弁学園和歌山小学校の修学旅行は、7泊6日の海外旅行である。ぼくがこの修学旅行で一番嫌がっていた物、それは姉妹校のセントレナーズカレッジの児童との交流である。しかし、ぼくは修学旅行後にこれが一番の思い出へと変化したのだ。 ぼくが嫌がっていた理由。それは、初対面の小学生としかも外国語で喋る事ができるかが心配だったからである。しかし、そんな事は心配無用。現地の小学生たちはまるで知り合いの様に友好的に接してくれたのである。ぼくが小学校の校舎に入り、緊張していると向こうの子が声を掛けてきてくれたのだ。サッカーや食事なども意外に楽しかった。それは、現地の子がとても友好的であったからである。中には、初体面なのに突然ちょっかいを出してくるいたずら坊主も存在した。向こうの学校で気付いたのは、自分たちの通う学校とまるで鏡のようであるという事である。自分のクラスにいる子と似た子があちこちにいたのである。現地の子はとても運動能力が良く、足がとても速い。その為、10人がかりで5人のオーストラリア人にサッカーで向かっても、ボコボコに圧勝されてしまうのである。
 ぼくが楽しみにしていた物、それは現地の食事である。オーストラリアといえば、シーフードにオージービーフなどなど。ぼくは、今回その食事を是非食べたいと思ったのである。そして、オーストラリア到着当日、その食べ物は自分の目の前に姿を現した。実においしそうである。その日に出たのはオージービーフのステーキであった。パクッと一口・・・普通の味だ・・。と予想外の味であった。
 こんかいの修学旅行は人間の精神を強くさせるものである、と分かった。

   講評   ita

 こんにちは、カービィー君。今回は作文を書いてくれたのね。オーストラリアへの修学旅行は楽しかったようですね。先生はオーストラリアが大好きです。気候とどこまでも続く大きな土地が心を解放してくれるからです。オージービーフはあまりおいしくないけどね(苦笑)
【第一段落】
 書き出しの工夫がしっかりできました。オーストラリアは島国というよりも大陸と書いた方がいいかもしれませんね。
【第二段落】
 現地でのふれあいについて書かれた段落でした。説明調の文章が続くのでできれば具体的な例を入れましょう。そうすることで作文がイキイキしてきますよ。
【第三段落】
 オージービーフの味は予想外に普通だったのですね。オーストラリアの牛は牧草を食べ、肉をやわらかくする飼料などを与えられていないため、それほどおいしいわけではありませんね。けれど、体に安心ということは言えそうです。この実例から何か自分なりに思ったことを導いておきましょう。
【第四段落】
 分かったことを書いてくれたけれど、六年生なので一般化の主題です。しっかり「旅行とは人間にとって」と大きくまとめましょう。書き出しの結びも忘れずに。
   



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