国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ドキドキタイム   カンテーレ

「今回のテスト、満点者は十八人です。一人目○○君、二人目○○さん。」
ぼくは呼ばれるのだろうか。
これはぼくのクラスの漢字テスト返しの時の様子だ。ぼくのクラスではまず満点者の人数を先生に教えられ、その人達から先に返してもらうのだ。これはテストだし、満点者の人数が減ってきた時はすごくドキドキする。もう六年生になって一年弱。いいかげん返されるパターンがわかってきた。それは、おそく提出するとその分おそく返ってくる、というものだ。ぼくはドキドキしながら最後の方まで待つのはいやなので、テストではパッパとやってすぐに出す。こうすればドキドキする心配もないということだ。だが一度そのえいきょうで、先生に
「もっと字をきれいに書きなさい。」
と言われた。急いてはことをしそんじる。
 では、漢字のテストをくわしく説明しよう。このテストは一週間に一回から二回の割合で行われる。そして今まで四十回ほどやってきたけれど、ぼくをふくめて二人だけが満点以外取ったことがないのだ。こうなったらもう負けたくない。だからテストが返される時、ドキドキが倍増。まるで心臓が飛び出そうなくらいだ。でもその分、百点とわかった時はすごく喜びが大きい。こんな時、相手が満点でなけりゃもっとうれしいんだけどなーと思ってしまう。しかもこのテストで満点をとると、その日の宿題がめんじょとなる。だからよけいにきんちょうするのだ。ドキドキするので、漢字のテストは一番いやだ。
 母さんは、ぼくが緊張に強いと言っていた。なぜなら、ピアノの発表会でも学校のマラソン大会でも実力以上の結果が出るからだ。でもそれは、しっかり練習しているときだけだ。やっぱりいかなる場合も、努力は必要だということだろう。なぜか緊張している時、人間は集中しているらしい。ぼくはしっかり集中できるので緊張をうまくつかっているということだ。だから母さんに
「あんた大舞台で失敗したことあんまりないやろ」
と言われた。確かにそうだ。だからドキドキする漢字テストも毎回うまくいくのかなと思う。それならテストで、満点のたびにごほうびをもらうことにして、緊張しようかな。
 人間にとって緊張はプラスのものだと思う。なぜならドキドキすればその分成功したときはとてもうれしいし、集中できるからだ。学校でもふだんかしこくないのにテストだけ良い点を取る人がいる。その人も緊張をうまく使っているのかな。でもその人もこの前悪い点を取って
 「弘法も筆の誤りだな。」
と、先生に言われていた。ぼくもそう言われないように漢字のテストをがんばろう。
 「十七人目○○君。十八人目カンテーレ君」
やった!
また百点だ。でも一番最後だ。すごくドキドキした。この教訓を生かしてテストや大舞台で良い結果を出せるようにするには、やはり努力が必要だろう。学問に王道はない!

   講評   hira

 
 頑張ったね。工夫して、より力強い清書に仕上げられた。最終学年の記念にこのままプリントアウトして新聞社に投稿してもいいかもよ!

※鍵忘れ・・・大変でしたね。我が家でも他の生徒さんでもたまにあります(笑)。可哀想でした。気にされないでください。でも、ビビッた結果作文が良かったので結果オーライでしょうか(笑)。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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