国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   外見よりも中身が大事   まりりん

 ヨーロッパのリンゴは大衆的な果物だが、日本では高級化の道を進んできた。日本のリンゴほど見栄えのするリンゴは世界のどこにもない。そうした外観への極度のこだわりは、リンゴだけではなく、日本の果樹生産の一般的風潮にすらなっている。本末転倒なのは、しばしば味よりも「見てくれ」の方が、「高品質化」の上位に座っていること。日本では見栄えのためにいろんな果物を紙袋で覆って育てる。リンゴの袋かけは当初シンクイムシの被害防止が目的だったが、農薬などで別の駆除方法ができた今でもリンゴの色づけのために用いられているところがある。味よりも見た目を優先する日本人の美意識には軌道修正が必要だ。(要約)
 私は十一才の誕生日(去年)にたくさん友達からプレゼントをもらった。そのなかで、一つ他のと比べるとコピー用紙をおってできた少し地味なプレゼントがあった。他のと比べるとすごくキラキラしていてかざりつけがキレイなプレゼントもあった。私は家に帰って全部プレゼントを見てみた。すると、少し地味だと思っていたプレゼントの中にはティッシュでつつまれた手作りのビーズアクセサリーが入っていた。私はすごいなぁと思いながら最後に開けようとおもっていたキレイなプレゼントを開けた。その中は、その子がつかていた使いかけの消しゴム、えんぴつ、枚数が六枚のメモ帳が入っていた。私は少しがっかりした。まるで花よりだんごのようだった。(まるで)(ことわざ)いくら外見がキレイでも中身がよくないとあまりいいとは思えない。そのことをその誕生日に学んだ。(前の話)
 私のお母さんはたまに大きな失敗をする。お母さんは自分の失敗から外見より中身が大事ということを学んだそうだ。ある日、家族のためにホットケーキをつくっていたらすごくきれいに焼けた。お母さんはまてなくて味見をしてみるとすごくまずかった。なんと塩と砂糖を間違えてホットケーキに塩を入れてしまったそうだ。外見はすごくきれいに焼けてすごくおいしそうなのに、中身はとてつもなくまずいホットケーキとなってしまった。そのときにお母さんはいくら外見がよくても中身がよくなかったらダメだということを嫌でも覚えさせられたという。もう二度と失敗しないようにしていて砂糖を塩は間違えないが…やはり裏表どちらかはいつもこがしている。でも、味はあの時ほどまずくないから大丈夫だと言っていた。(聞いた話)
 私はこの文に触れてみて外見よりも中身が絶対に大事だということがわかった。日本人はどうしてそんなに外見にこだわるのかという疑問は私なりに解決した。そこまでしなくても…というような外見にして中身を引きたせようとしているのだと思う。中身がよくても周りに合わせる、自身のない日本人はすみからすみまでよくしないと自身がもてないんだと思う。だから外見もこだわりすぎてしまう。だけどそんな考えはとばして中身だけで勝負したらいいと思う。これから日本人は変わっていくべきだと思った。だから私も外見だけで判断する考えは変えようと思う。 

   講評   kira

 まりりんちゃん、こんにちは。うまい要約です。見た目重視は考えものですね。

 お誕生日のプレゼントというと、贈る方ももらう方も心をこめて期待感でいっぱいです。包み紙や中身をいろいろ工夫するし、想像します。地味な包みの中には、手の混んだピーズアクセサリが入っていて、派手な包みの中は、つかいかけのお古のようなものが入っていました。きっと同じものをつかってほしかったのでしょう。でも、この話、昔話の「スズメのお宿」の「おおきなつづら・小さなつづら」みたいですね。
 お母さんは、ホットケーキを焼く時に、見た目ではない味で勝負だと実感したのですね。たしかに、甘いお砂糖は焦げやすいから塩味の方が見た目はきれいに焼けそうです。同様に、市販の見た目のきれいなお菓子より、手づくりのお菓子の方が味はいいし、心がこもっているぶんおいしくなりますね。
 まとめでは、どうして見た目に固執してしまうのかも考えました。自信がないからですね。この発見はするどい。だから、私たちはもっと自信を持って心にゆとりをもてば、中身で勝負できるようになるのですね。

★自信が自身になっているよ。入力に気を付けよう。


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