低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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さか上がりが出来たよ! ねいろ
だめだ、やっぱり出来ない…。私はそう思ってうなだれてしまいました。目の前にあるてつぼうがにくらしくてし方がありませんでした。それというのも、さか上がりが出来なかったからです。
前回りならかんたんに出来ます。前におちこむのなら平気ですが、後ろに回るのがこわいのです。お父さんに近くの公園でとっくんをしてもらっても全く出来ません。そういうわけで、お父さんもお母さんもその内出来るようになるさ、気楽に行こうと思ったのか、れん習をしない日がつづきました。他にも、さか上がりが出来なくてこまっているクラスのお友達がいます。ある時公園であそんでいると、お父さんとてつぼうのとっくんをしているお友達を見かけました。一番ひくいてつぼうでお父さんに足をもって回してもらって、何回も何回もチャレンジしていたのでえらいなと思いました。そこで私もお友達を見習ってさか上がりにちょうせんしてみましたが、出来ませんでした。
さい近はてつぼうを体いくの時間にすることがあります。もちろんさか上がりのれん習です。どうせ回れないんだろうな、と思いましたが思いっきり足を上に上げると、まるで風車のように回れたではありませんか!
「先生!先生!さか上がりが自分一人で出来ました!」
「よかったね、Kちゃん。あきらめずにがんばったからだね。」
先生からもほめていただいて、晴れ晴れとした気もちでつぎのきゅうにすすみました。またくるりと回れました。そんなぐ合にしてどんどん高いきゅうにすすんで行くと、とうとうさい上きゅうの私のひたいあたりの高さのてつぼうまでやって来ました。私に出来るかな?と思いましたが、ちょうせんしました。手で自分をおし上げるようにおなかをおすと、くるっと回って私の足は地面につきました。きつねに化かされたような気もちでした。それと同時にうれしさがこみ上げて来ました。私はこれまでど力をして来てよかったな、と思いました。
家に帰ってお母さんにその大ニュースを話すと、
「あなた、大天才じゃないの!?」
と言われました。私はそのお母さんの言葉にとてもはげまされました。だから、今度はだるまさん回りにちょうせんしてみようと思いました。
講評 naruko
ねいろちゃん、こんにちは。友達の練習しているようすを見て、感じたことが書けましたね。うまくまとまりました。 どっかいもんだいもがんばりました。
11月の作文「さむかった? リマちゃん」、入選おめでとうございます!
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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