創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
意見 えふせ
私が本当に「日本」を身をもって発見したと思ったのは、戦後であった。ある日、偶然、上野の博物館で、はじめて縄文土器の異様な美にふれ、全身がふくれあがった。底の底から戦慄した。日本の根源をつきとめたと思った。無限に渦巻き、くりかえし、もどってくる。そのすごみ。それはいわゆる「日本風」とはまったく正反対だ。あまりにも異質なので、それまではだれもがこの国の伝統とは考えなかった。たんに考古科学的資料として扱われ、美術史からも除外されていた。しかし、私はそこに日本人としてびりびりと受けとめる、迫ってくるものを感じとった。そして私はその感動を文章にして発表した。それはひどく衝撃的な発言と受け取られたようだ。縄文土器論を私は美学的な問題やただの文化論として書いたのではない。つまりこれから日本人がどういう人間像をとりもどすべきかということのポジティブ(積極的)な提言であり、またあまりにも形式的で惰性的な日本観に、激しく「ノー」を発言したのだ。
僕は自分の意志を貫く事は大事だと思う。僕は以前、爆弾ハンバーグという店に行った。みんなはハンバーグ定食を頼んでいたが僕はその日ハンバーグを食べたくはなかったので、スパゲッティーにした。爆弾ハンバーグという名前だがスパゲッティーも美味しかったのでよかったと思った。
でもまわりの人の意見も聞くのもいいと思う。昔話の「浦島太郎」という話は亀を助けて竜宮城に行き玉手箱をもらって家についたらあけなさいと言われたのに帰る前に玉手箱を開けてしまいおじいさんになってしまう話です。浦島太郎が亀の意見を聞いていればおじいさんにならずにすむと思った。
確かに自分の意見を貫くことやまわりの人の意見をとりいれることは大事だが一番大切なのはどちらの意見にするかを決める決断力である。
講評 kako
こんにちは、えふせ君。頑張りましたね。要約は、長文の最初の部分を写すのではなく、全体を読んで大事なところはどこかを考えて書きましょう。
複数の意見が書けています。体験実例はよいのですが、スパゲッティーにしたことと自分の意志を貫くことをつなげて書いてみましょう。スパゲッティーにしたことが、どのように意志を貫くことになるのか考えてみましょう。
昔話の実例を入れることができています。亀は、どんなことを浦島太郎に言ったのかな? 「総合化の主題」が書けましたね。名言を引用してmとめてみましょう。また、総合化の主題のみで終わらせずに、なぜ、決断力が大事なのか、決断力を持つことで、どうなるのかなどを考えて書いてみましょう。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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