低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
自然と人間 さくら
私の家の前の道は土の道だった。舗装されていないその道はさまざまな人や動物の散歩道でもあり、買い物に行く主婦も、バス停にいくひともおじいさんも犬を連れたおくさんも回り道をして道を通っていた。。道ばたに生えていたエノコログサの話題で最初仲間意識を持ったとなりの家のおばあちゃんは、草むしりで家の前に生えていたスミレを抜いてしまった。数年たって道路は下水管が車の振動をうけないように舗装され車向きの道となり地球のかけらの雑草たちは姿を消した。人間はたまにいくハイキングなどでは雑草を「緑がたくさんあっていい」と言うが自分の庭に出てきた雑草はじゃまと思い、抜いてしまう。要約
「学級園からのお知らせです。チューリップがきれいに咲いていますね。そこでわたしたち飼育栽培委員会はチューリップの周りにある雑草を抜くことにしました。なのでみなさんにも手伝って欲しいとおもいます。日時は今日のお昼休み12時45分から…。」
わたしが3,4年生のときの朝の校内放送。春だけでなく、花壇に花が咲くたびに行われた雑草抜き。わたしはそのときはきれいな花をより元気に、より美しくするためには大切なことだと思っていて、だから手伝いに行った。でもそこの生えている雑草のなかにもかわいらしいものがあってすこしかわいそう、ともおもっていた。今考えると同じ自然なのに、きれいな「花」としていきているものは残され、どこにでも生えてきている「雑草」はどうして抜かれてしまうのか、とも思う。
森林伐採。この言葉は五年生の社会の授業で習ったが、これは人間が行っている自然破壊の代表といえる。草むしりと同じことである。いま世界各地で森林を伐採している。それは人間が家具を作るため、文具をつくるために木材を必要としているから。そう考えるとまるで人間は世界を動かす王のようにも見える。自然の中に暮らす人間なのに。最近、緑が減少している、緑をもっと増やそう、と言っているが緑を減らしているのも人間である。緑が減ると光合成が行われず、二酸化炭素も減らずに、環境がもっと悪くなる。また、これは考えたことであるが、緑があったほうが、人もリラックスでき、ストレスがたまらないのではないか。
自然の中に住んでいるわたしたち人間は自然と共に生きていかなければならない。だから簡単に自然を壊す前に、じっくり考えた方が良いと思う。蓼食う虫も好き好き、という言葉があるように雑草もそれぞれのよさがあるのだから、大切にしていきたい、と思う。人間にとって自然とは自分たちを支えてくれるものであるから、これからもずっと大切にしていかなければならないものである。
講評 jun
今月も忙しい中、よくがんばりましたね。
残り少ない小学校生活、大切に過ごしてください。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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