国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   節分の思い出   まーくん

「パラパラ」
 豆をまく音がどこの家からも聞こえてくる。今年は去年とはちょっと違った節分となった。いつもは、ぼくと兄が大豆をまくのだが、今年は父がまいた。どうしてそうしてかというと、こういう理由である。
 今年、初めて学校の生徒会の役員にぼくはなった。同時に、学校の豆まき集会の実行委員でもあった。豆まき集会の準備をやっていたら、節分の豆まきのいろいろな方法が書いてあった。ぼくはその中の一文に目がとまった。そこには、
「節分の豆まきには、その年の干支の男女 か、もしそれがいなければ、その家の主人がまくものである。」
 と書いてあったのである。それでは、今まで僕の家でやっていた方法は間違っていたことになる。そこで節分の日に家族にそのことを告げた。父は承知してくれて、その方法でやることになった。そしていよいよ、我が家の豆まきが始まった。去年までは、ぼくと兄がまいていたので、照明をつけたりドアを開けたりする父に、まるで集中砲火のような豆鉄砲が当っていた。室はわざとあてていた。(笑)しかし、今年は立場が逆で、我々が集中砲火をあびるはめに、父もわざとあてているようで、父の顔はご機嫌で、まるで無念を晴らしたようだった。(笑)今にしてみれば、「あんなこと言わなければよかった。」
 と思っている。しかし、節分の礼儀は守ったのだから、僕たちの顔もご機嫌だった。
 以前、僕の学校で行われた豆まき集会では、鬼の面を作って参加する形の時があった。それでぼくは、風変わりな面を作ることにした。その頃僕は、立体というものにこだわっていて、画用紙とホチキスで曲面を作ってヘルメットのようにしたのだった。そこに角をつけて、完成した。みんなは平面の面だったが、このヘルメット型のは、頭にはまるのでずれたりしなくてよかった。さらに、落花生だったので、ぶつかったりして、痛かったのに、僕のはヘルメットだったので、痛くなかった。だから、このヘルメット型の鬼の面はなかなか良い出来であった。
 人間にとって節分とは、季節の変わり目であるから、きちんと伝統的な方法は守らないと効果がないと思う。僕の家では今まで間違った方法でやっていたからこそ、風邪をひいたりすることが結構あった。だからこれからは、季節の大事な伝統行事はきちんとやるべきだと思う。
「パラパラ」
 来年はきっと父が豆をまいていると思う。

   講評   mae

 もう少しあたたかくなるといいですね。
 いい清書が書けました!

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