国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2346 今日2272 合計52182
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   日本の果物   ピプリー

わたし主題 要約 体験実例 たとえだじゃれ表現 わかったこと 常体で書く 題材 書き出しの工夫 構成。
なえ木を導入してから明治から始まった日本のそれは、ようやく百年を越えたばかり。日本は病気見舞いのぜいたく品として出発し、生食用一本で、ひたすら外観重視の「高級化」の道を歩いてきた。そうした外見の極度のこだわりは、リンゴだけではなく、日本の果樹生産の一般的風潮にすらなっている。青森のリンゴ栽培所を視察してもらい、婦人たちがびっくりしたのは紅葉だった。「これほど美しい紅葉は生まれて初めて見た」と歓迎しきり。リンゴの場合も化学農業が発達し、別の防除技術が確立された現在でも、袋賭けは根強く残っている。この奇妙な日本人の美意識には、いささかの軌道修正の必要があることだ。
「綺麗なものばっかりだね。」
今日は私と母で近所のスーパーにいった。私は林檎が大好きなので、買ってもらった。そのとき、「なぜこんなに綺麗なものがあるのだろうか」という疑問が出来た。まるで白雪姫が魔女に綺麗な毒林檎をもらっていたときのようにとても綺麗だった。もちろん、毒林檎ではないと思うけれど。家に帰宅してから、母に聞いてみた。
「なぜ、スーパーには綺麗な果物しかないの?」
と、私は不思議そうな顔をしながら聞いた。すると、
「それはね、日本の美意識っていうのかな。汚いものはあまり売れないという考えがあるからかな。価値がさがるからね。」
と、母はちょっと悲しそうな顔をしながら教えてくれた。私はその話を聞いて、日本の美意識とはちょっと嫌な面もあるな、と思った。次の日、家庭科の時間「好きなジャムを作ってみよう」という課題が出た。私は友達と苺ジャムと林檎ジャムを作ることにした。その苺と林檎は農家にいったりして安いものを買ってくるというのも課題にあった。そこで私は林檎や苺の農園が近くにあるので、形の悪いものをもらってきた。でも、味はスーパーで売っているものより美味しかった。そのなかのものは少し大きくなってしまったもの・変な形をしている…それだけ。なぜそれだけなのにそんなに差別されてしまうのか、私は思った。人も同じ。外見がいいだけではいけない。世の中には「外見」と「中身」という二種類のものがある。きっとほとんどの人は「外見」のほうにはじめは気をとられてしまう。しかし、その「外見」の「中身」が分かってしまって嫌だと思った瞬間に「中身」というものがはじめて様々な人が行く。だから、「外見」が大切なのではなく「中身」が大切だということは人も果物も一緒なのだ。
 私の父・母が小さい頃、今とは果物・野菜は何か違うか私は気になった。今、私たちはどうすればいいか、少し考えたくなったのだ。母にまず聞いてみると
「やっぱり今は味がうすいの。昔はもっと味が濃くて、甘いのは甘い、苦いのは苦い、とはっきりしていたのが一番の違い。」
私はそんなことは分からないが、「もうちょっと濃い味ならいいのにな。」こういうことはよく考える。そこで父が
「昔の方が美味しかったな。今はなんかドレッシングとかつけなければ美味しくないというものが沢山ある。昔は取り立ての野菜を食べるのが大好きだったな。」
父は懐かしそうに話した。私もそういうことをやりたいと思った。私の家では野菜を沢山育てているが、スーパーより不格好だけれどとても美味しい。これからは「味」を大切にしたい。
 人にとって果物・野菜とは美意識だけではなく、「中身」も大切にしなければいけないということが分かった。「花よりだんご」のように、中身の方が大切であるということがわかった。これからは、味ではなく中身の方もよく考えておきたい。
「綺麗なものばっかりだね。」
今日は私と母で近所のスーパーにいった。今では見た目関係なく農家でもらったりもしている。

   講評   yuta

 いよいよ3月。学年最後の月ですね。しっかりとしめくくりましょう。
       

☆3.1週は進級テストです。合格の条件は以下の通り。合格めざしてがんばりましょう。

1:決められた課題で書くこと。
 (エニシダとケヤキの人は「じゆうなだいめい」です)
2:項目表の●マークの項目が全部できていること。
3:項目シール(4枚)がはってあること。
 (パソコンで送る人は、シールの代わりにそれぞれのキーワードを本文中に入れてください)
4:目標字数以上書けていること。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)