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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自転車と僕   ミスターカービィ

「うわー、カッコイイ。」
と、ぼくは思わずに出してしまった。今ぼくの目の前には、ぼくの背丈の1.5倍はあるブルーの自転車がある。
 現代の人間は、自転車やバイクを使用する。しかし、みんな子供の頃は自転車に乗った経験があるだろう。もちろんぼくも自転車に乗ったことがある。ぼくが始めて二輪の自転車に乗ったのは、ぼくが2年生の時である。それまでぼくは、いつも四輪の自転車でのんびりと走っていた。しかし、ある日のこと。学校で四輪走行しているのが、ぼくだけであると知り「これは頑張って練習しなければ」と考えた。そして、その日からぼくは二輪で自転車をこげるよう練習に励んだのである。始めは近所の集会所の空き地で練習を始めた。右のぺダルにしっかりと足を掛け、少し走ろうと試みた。しかし、ドンガラガッシャーン。左に足をかけた瞬間、バランスがとれず自転車ごと倒れてしまったのである。何度も練習重ねに重ね、空き地を半周走れるようになった。そして、自信がついた頃、少し遠くにあるハーブ園の運動場で練習することにした。すると、どうだろう。たった空き地半周しか出来なかったのが、いっきに運動場を何週も出来るようになったのである。そして、今ではカラフルな自転車からぼくの1.5倍はある兄のカッコイイブルーの自転車を譲ってもらった。。それからぼくは、その自転車を愛用し始めた。今では、その自転車を使って遊びに行ったり、買い物をしに言ったりしている。自転車は遠くに行くときの便利な日常品へと変化した。今では「相棒」と言ってもいい程自転車に乗ることがを日常茶飯事になっている。
 もう一つ自転車についてのエピソードがある。それは、ある日のこと。自転車で遠くにある大型ショッピングモールから帰っていると、バキッと大きな音がしたではないか。よく見ると自転車のスポークが折れているではないか。兄のお古だったこともあって意外と壊れやすくなっていたのである。そして、急遽自転車屋さんに直してもらう事になったのである。「さっさと自転車に乗りたいなー。」と思いながら約一ヵ月後・・・。スポークが直った新たな自転車はぼくの手に戻ってきたのである。それからもぼくは自転車に乗って、あちこちわ走り回っている。ぼくはこの経験から物は大切に使うべきと思った。いつも人間は、物を大切に使っていないと思う。山に使えなかったテレビや電子レンジ、アイロンを捨てる人が多くなってきたように感じる。近くの森林公園のゴミが以前に増して増えている気がするからである。コストは掛かるけど、電子レンジもテレビも修理を重ね使ってあげる。それを人間は心掛けるべきである。ぼくは、これらの経験から物は大切に使うべきだと分かった。
 ぼくは、今日も相棒と共にどこかへ出かけて行った。

   講評   ita

 こんにちは、カービィー君。突然のテーマ作文だったのでちょっと困ったかな。うわべの言葉で補うよりももう少し実例から感じた心の動きを表現した方が物の大切さが伝わると思います。
【第一段落】
 書き出しの工夫はOK。あと1,2文付け足すと情景が読み手にも想像しやすくなります。
(例)小さい頃からずっと大切にしていた自転車の代わりに新しい僕の相棒となるべき自転車が届いたのだ。僕の心は喜びで沸き立った。
◆「現代の人間は〜もちろん僕も乗ったことがある。」省略可。
◆「始めて」→「初めて」
◆「四輪」→「三輪」
【第二段落】
 説明調の文章が続きました。もちろんこれでもいいのだけれど、自転車とのつながりを強調するならば、心の動き、付き添ってくれたお父さんの言葉などをところどころに入れた方が共感を得られると思います。自転車に乗れる達成感を誰もが味わったことがあるからね。
【第三段落】
 この段落は一工夫。修理に出された自転車に対する気持ちが「さっさと乗りたいなあ」だと、「物を大切にする」というテーマにつながりません。お母さんが「新しい自転車を買ってあげようか?」と聞いてくれたエピソードなどを織り交ぜる方が良いでしょう。また第四段落につなげるためにも「物を大切に扱ったことで得られたこと」を書いておくといいね。
【第四段落】
 一般化の主題でおわらせてみよう。また動作情景の結びが唐突な感じがします。もう少し言葉を付け加え、文章に深みを出してから入れるといいでしょう。
    

 

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