創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   カはいやだなあ・・・   なの花ナナちゃん

血を吸うカはメスです。オスは血を吸わず、樹にたまった水を、吸ったり熟した果物の液を吸うだけです。
小さな力が口で指したとき、血液が固まってしまうと、口がつまってしまいます。そこで、カは、血液をとかす物質を持っていて、これを混ぜて吸うのです。夏の夜、寝ているところでは、気になる羽音ですが、あれは仲間に自分の場所を、知らせる音です。(三文ぬき書き)
 わたしが、この文章を読んで、びっくりしたところや、おもしろかったところは、カは、「血液をとかす物質を持っていて、これを混ぜて吸う・・・」というところです。なぜかというと、私は今まで、カに刺された後に、とってもかゆくなるのは、血をぬかれてそこだけ血が少なくなるからだと思っていたからです。
 私は、カはメスだけが人間の血を吸うとは思っていませんでした。そしてオスは人間の血を吸わず、樹にたまった水や熟した果物の液を吸うだけだとは思っていませんでした。メスが血を吸うのは、卵を産むためだとも思っていませんでした。なので、この文章を読んだときに、知らないことがたくさんあったのでおどろきました。カのメスも人間と同じで卵を産むために栄養をつけなければいけないのが、人間のお母さんに似ているなあと思いました。(心の中で思ったこと)でも、人間から血を吸うのは、やっぱり人間もめいわくだと思います。
 カは、ハチみたいにおしりの針で皮ふをさして血を吸うと思っていたけれど、口の管から血を吸うので、これも意外でした。
 5才くらいの時に、夏に川辺にほたるを見に行ったことがありました。そのとき、私は虫よけスプレーをお母さんにタクサンふってもらいました。なのに、カはそれも無視して私の血をなくなるかと思うほどすいました。ホタルをみたいのに、あちこちかゆくてじっとしていられませんでした。ホタルをみているときも、カは大勢集まって、私の血を吸いまくりました。だから、家に帰ったとき、手でかきすぎて、血が出ていたので、おふろにはいるときにとても痛かったのを今でも覚えています。とてもしみるのでした。
 お母さんはカの思い出でこんなことを言っていました。 
 「大分のいなかに帰ると、いつもさすカは、はっきりくっきりしたしましま模様の大きいカだったのよ。で、さされるとボッコーンとはれて、かゆくてかゆくてかきむしるとますますボコボコーンと真っ赤になるのよ。かゆいのがおさまっても手や足にボコボコあとが残って、かっこ悪くていやだったんだ。」
(前の話・聞いた話) 
次にホタルを見に行くときは、厳重に注意してホタルを見に行きたいです。(動作・情景の結び)

   講評   mae

 「耳元で蚊がプーンと羽音を立てた時には、もう血を吸われているんだよ」というのを聞いたことがあります。本当かな? この長文を読んで、メスしか血を吸わないこと、吸った血を卵のために使うこと、かゆみの例……、知らないことだらけでした! そういえば、今、先生は5階に住んでいるのですが、うちには蚊は入ってきません。蚊は高いところには上がってこれないのかな? これも不思議です。
 「カのメスも人間と同じで卵を産むために栄養をつけなければいけないのが、人間のお母さんに似ているなあと思いました」というところ、確かにそのとおり。子供を産む(卵を産む)って体力がいるものね。血を吸われるのは確かにいやだけれど、栄養をつけなければならないのならしかたないかなあ・・・・・・、なーんてやっぱり思えないなあ(笑)。
■題材(前の話・聞いた話) お母さんが言っていたカ。先生もそうぐうしたことがあるよ。日本にはたくさんの種類のカがいるそうですよ。カの種類によって、さされたあともきっとちがうのでしょう。昼に行動するカと夜に行動するカも種類がちがうそうです。調べてみるとおもしろそうですね。
☆最後の「次にホタルを見に行くときは、厳重に注意してホタルを見に行きたいです」は、動作・情景の結びというよりは、心の中で思ったことに入るのではないかな?

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