国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   自分独自の方法で   青藍

 新たな発見をするためにも、マニュアル通りの安全なやり方ではなく、危険を恐れず自分独自のやり方をするべきだ。
 そのための方法として第一に、試行錯誤した過程をもっと評価することだ。私たちは普段の生活の中で、つい効率の良さを求めがちであると思う。多くの試験では制限時間が設けられ、分単位で区切られた忙しいスケジュールの人もいる。時間に追われる生活の中では無意識のうちに、試行錯誤した過程を無駄なものととらえがちになってしまうのだろう。「結果」ではなく、「どのような方法で導いた結果」か、という点に着目し、結果を得るまでの過程の大切さを認識するべきである。
 また第二の方法として、マニュアルに頼るのをやめることだ。
旅行に行く際、多くの人がガイドブックを利用するだろう。実際私も、見所や交通手段をチェックするためにガイドブックを利用することは何度もあった。しかし、ガイドブックの案内通りの場所へたどり着くことを目的としてしまうと、旅先での思いがけない発見をし損ねる可能性があると思う。私は以前修学旅行で鎌倉に行ったとき、ガイドブックの案内に沿った計画通りにきっちりと散策をしたため、結局はその案内と全く同じものを見ただけで終わってしまった。やはり、旅をする際はマニュアルを手放して自力で歩いてみるべきであると思う。
 確かに、道を間違えないようにするためにもガイドブックは必要だ、という意見もあるかもしれないが、違う道を通ることで、ガイドブックに載っていないような素敵な場所を思いがけず見つけられることもあるのだ。「人が旅行するのは、到着するためではなく旅行するためである。」という名言があるように、目的地に効率よく到着するための道ではなく、自分独自の道を行くべきだ。

   講評   hamura

 確かに最後のまとめの文は、この一文を足すことで、よりはっきりとしてきます。
 いつもとてもよくできていると思っていても、推敲すると更によくなるものですね。

 修学旅行の「計画通りきっちりと・・同じみただけ」というのは、面白い下りです。昔のジョークに、観光旅行客のお国がら、というのがあって、
 ドイツ人は「ガイドブックに間違いがないか検証する」
 フランス人は「パリなら・・」とパリと比べて馬鹿にする
 日本人は「写真を撮りまくる」というのがありました。
旅の仕方には、人柄が出ます。

 青藍さんは貴重なたくさんの経験をしていますが、これからもどんどん挑戦してくださいね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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