国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   一生懸命に楽しく・・・   ここあ

 学童遊びには、多くの想像力や抽象思考力が入ってくるからきわめて多彩なものである。すでに3歳ころから認められたことであるが、低学年ではとくに「何々ごっこ」が盛んになる。こうした「おなじこころ」の世界に遊んだ者同士として、その時の幼な友達の味は、一生忘れられないものとなる。おそらくそれは、後々の対人関係の基盤を作る力を持っているのだろう。また、「ゲーム」というのは遊びの一種に過ぎないとはいえ、この種の遊び活動を通して社会のルールを守ること、そのため他人と協力すること、つまり倫理の基本的訓練が行われることに注目しよう。修身の訓話よりもこうした遊びのなかで子供の社会性が育っていくことを考えれば、それだけで遊びの重要さがわかるものである。また、想像性が豊かに発揮されると、創造的活動にまでつながっていく。そして、それは構想力、表現力にまで発達していくのだ。それらを大人までの段階でうまく発達させることができたのなら卑小な「現実」を乗り越えて、新しい基礎能力となるのだから、国語教育や作文の授業はきわめて大切な役割を持っているにちがいない。(要約)
 子供時代の、友達との「遊び」は得るものが非常に多く含まれている。(第一の意見)たとえば、サッカーの試合をやるとしよう。そうすると、ボールの受け渡しから「協調性」が、みんなとのパスで「連携をする力」が、また見ている子供がそれらを応援することによって「人を思いやる力」が、そして自分だけがボールをしたくても独り占めしない「我慢する力」がつくのである。また、そうした具体的なスポーツでなくとも、女の子なら誰でも好きでろう、「ごっこ遊び」でも同じことだ。まず、「ことば」のやり取りが出来るようになっていく。また、「ごっこ」を展開するにあたって、「想像力」が発達し、相手の「感情」の理解ができるようになっていくのだ。すなわち、遊びはだれしも幼少時代に無くてはならない存在なのだ。まるで、鳥に翼があり、人に脚があるように・・・。(たとえ)
 しかし、そんな頃はまだ右も左もわからないままだ。そうしたまま、大人になっていっては困るのでこの頃の勉強は、とても大切である。(第二の意見)2007年、日本の教育を見直そうと、政府はとある会議を開いた。結論からいえば、「よく遊び、よく学ぶ」という風潮にしたい、というものであった。その結論から今後はさらに学校の授業数が年間でとても増えていくようになるのだ。いつの世でも、勉強は大切である。昔の話だが、二宮金次郎という人がいた。彼は、貧しい農家の跡取りでありながらも、働く合間に、本を読んだりして勉強に励んでいた。その甲斐あって、跡取りとなる頃には、借金などで苦しんでいた実家を立て直しほどの実力者となったのだ。(昔話の実例)勉強は、しておいて損は無いのである。
 確かに、子供時代には、表へ出て元気いっぱい遊ぶのも、勉強に精いっぱい取り組むのも大切だ。しかし、「子供は大人を小さくしたものではなく、それ独自の価値を持っている」という名言があるように、一番大切なのは子供時代を、どれだけ自分の力で充実させ、悔いの残らないよう一生懸命に生きるかということではないだろうか。(総合化の主題)

   講評   koni


【複数の意見・構成図】 意見を2つ挙げることができました。

【昔話の実例・長文実例】 サッカーの試合やごっこ遊びを通じて学べるものを具体的に説明したところがとてもいい。社会実例や昔話の実例を入れることもできました。様々な実例を挙げたことでそれぞれの意見に説得力が増しました。

【名言の引用】 よくできています。

【総合化の主題】 まとめもよくできています。遊びと勉強のバランスが重要なのでしょうね。将来を見据えて今を生きることも大切です。しかし、今しかできないこともあります。その今しかできないことを経験し、そこから学ぶことができたら大きな財産になりますね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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