国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   社会は個人から   鉄壁の三塁手

社会は個人から成り立つものとされている。したがって実状はどうであれ、それぞれの個人は、社会の構造、運営、将来について責任をもつものとして意識し、行動していることになっている。しかしながら、このような意識は明治以降に輸入されたものであり、現実の日本人の多くは、社会を構成する個人としてよりも、世間の中にいる、一人の人間として行動している部分の方が多いのである。世間と個人の関係について注目すべきことは、個人は自分が世間をつくるのだという意識を全くもっていない点にある。自己は世間に対して、たいていのばあい個人の性格にもよるが、世間の中で暮らす方が社会の中で暮らすよりも暮らしやすく、楽なのだ。そこでは長幼の序、先輩・後輩などの礼儀さえ心得ていればすべては慣習どおりに進み、得体のしれない相手とともに行動するときの不安などはないからである。さらに世間の中での個人の位置は、長幼の序や先輩・後輩などの序列で一応決まっており、能力によってその位置が大きく変わることはあまりない。受け身の立場にたっているのである。自分は、社会に縛られるのは良くないと思う。
 その理由は、第一に社会に縛られていると、自分の個性や力が発揮できないからである。例えば、自分は、スイスに行きたいけどほかの人はニューヨークに行きたがっている。だから自分は自分の意見を押し殺して仕方なくニューヨークに行った。とかほかにもこれ以外の経験をされたことは多いと思う。ここで大切なのは、発言力・勇気が必要である。
 デーだ実例からみると

   講評   yuta

●是非の主題:『自分は、社会に縛られるのは良くないと思う』。“良くない”という意見を示せましたね。今回の場合は「世間」という言葉を使った方が良いでしょう。
●複数の理由一:『その理由は、第一に社会に縛られていると、自分の個性や力が発揮できないからである』。確かにその通りですね。いつも人に合わせてばかりいては、自分の個性や力を出す機会を失ってしまいますね。
●複数の理由二:たとえば“社会(世間)に縛られていると、視野が狭くなってしまうからだ”というような理由が挙げられますね。
●データ実例:“人間関係における意識調査。身近な人とはより緊密なコミュニケーションを求める傾向”あたりが使えそう。
●反対意見への理解:“確かに世間は仲間を助けてくれることもある”しかし
●名言の引用:「自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないとついには、自分が生きたように考えるようになってしまう」というめいげんがあるように
●是非の主題:『自分は、社会に縛られるのは良くないと思う』。書き出しの意見に戻って結びます。
       

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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