国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。 ▶ 国語読解クラスのご案内

昨日2126 今日927 合計7925□

　　　勇者、パストゥール　　　ビクトリア

　わたしは、この話を読んで、パストゥールは勇気があってえらいなと思いました。なぜかというと、きょう犬病にかかった少年をなおすだんかいではなかったのに、パストゥールは、かれをなおそうと決心したからです。まさに、勇者のパストゥールです。
　わたしにも、ちょっとにた話があったことを思い出しました。わたしが５才の時の話です。わたしはおたふくになってしまったのです。おたふくかぜになったのに気づいたのが空港だったので、お母さんにだっこしてもらいました。すると、お母さんが
「いつ、どこでうつったんだろうね。」と、お父さんに聞きました。お父さんは、
「さあ、おぼえがないなぁ。」
とまいったように話していました。わたしはすごいはき気がしたので、その後のことはおぼえていません。でも、これはおぼえています。わたしの気分がだんだん悪くなってきた時、お母さんが
「クリームソーダー食べる？」と聞いていましたが、首をふる力もなかったので、どっちにしていいかわかりませんでした。そして、だんだんはき気もひどくなってきたその時、
「ゲホ、ゲボッ・・オエェ！」
ついにはいてしまったのです。まるでおなかの中にあったものがよじのぼってくるような感じでした。おたふくはすごい力をもっているなと思いました。
　もし、わたしがパストゥールだったら、おたふくになりやすい場所や、どうやって感せんするのかを調べるでしょう。あきらめないパストゥールなので、きっとかい明できるはずです。
パストゥールは、少年の命をすくったので、わたしもそんな人なりたいです。そして、少年の病気をなおそうと、決心したのもすごいです。それは、勇者パストゥールです。パストゥールはきっとまだやさしい心を持ってかがやいているはずです。

　　　講評　　　onopi

　題名いいですね。きっとパストゥールもよろこんでいると思います。（笑）
　まずはじめにこの話を読んでパストゥールはえらいと思ったことが書けました。いくらけんきゅうがすすんでいるとはいえ、未知の世界に飛び込むようなものですから、あなたが書いてくれているように、決心するのに勇気が必要だったと思います。でも病気にかかっている方は苦しいですから、助けてほしいと思いますね。似た話はあなたがおたふく風邪にかかったことを思い出して書いてくれました。おたふく風邪もウイルスによって感染します。感染しないための予防接種もあるのですが、受けない人も結構いるようです。体の中でウイルスと細胞が戦っていることをそうぞうすると、やはりパストゥールの発見は偉大だとあらためて感心します。自分がパストゥールだったらということをそうぞうして書くこともできました。あなたも研究者になれそうですね。最後に自分だけが思ったことを書くこともできていました。