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　　　将来の夢　　　柏もち

　「がんばれー東大ー」
ぼくは小さい頃から物を作って遊ぶことが好きだった。紙をはさみで切ってテープではっていろんな物を作っていた。ぼくの将来の夢は、いろんな人の役にたつロボットを研究して作ることだ。そう思い始めてから「ロボコン」に興味を持って大会を見に行くようになった。
　ぼくは大きな会場で「ロボコン」を実際に見た。自動で動くロボットや人が操縦するロボットがあった。相手のじゃまをするロボットやすばやく動くロボット、さらにヤモリのように壁を登ったり、カエルみたいに跳んだりするロボットもいた。大会の途中に故障してしまうロボットもいた。一番面白いと思ったのはホバークラフトのようにふわふわ浮くロボットだ。下から出る空気は布団が吹っ飛んでいくくらい強かったと思う。ぼくもロボコンに出ていろんな賞を取れるくらいのロボットを作りたいと思った。
　ぼくは将来の夢に向かって、理科や数学、図工の勉強を頑張り、ロボットや機械、工学に関する本を読んで知識を深めたり、パソコンをうまく使えるようになってプログラミングなどができるようになったりしたいと思っている。

　　　講評　　　arare

　かしわもち君、こんにちは。
　将来の目標について、しっかりした段落構成で説得力のある作文が書けました。私もよくテレビでロボコンを見ますが、みんなで知恵を出し合って目標に向かってがんばる青春もいいなと思います。

≪書き出しの工夫≫ロボコンを観戦して一生懸命応援しているシーンから書き出せました。この会話は一体何なんだろうと読み手の興味を引く書き出しになっています。
≪体験実例≫ロボコンを実際に見た感動を書くことができています。出場者と観客の熱気がすごいでしょうね。私も会場で見学したいです。
≪たとえ≫ロボットの動きをいろいろなものにたとえて表現できました。動作の特徴を端的にとらえ、うまく表現しています。

　最後の段落で目標に向かってこれからどんなことをがんばっていきたいのかにまで言及し、力強い決意が感じられる作文となりました。とてもよく書けていますよ。