国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2788 今日688 合計12830
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   経験の積み重ね   ここあ

 わたしが「自然」を感じるとき。それは、本当にふとした瞬間である。わざわざハイキングなどに参加しなくても、ほんの小さな自然というのは、ほっと一息ついた瞬間にこそ見つかると思う。例えば、春になり、桜が咲く。当たり前だが、花びらが散る。春のそうした昼下がり、桜が風と共に、一斉にざぁっと散っていく姿は極めて壮観である。そうした一瞬一瞬に私は「自然」を感じる。その姿にも、風にも、日差しにも、花びらを太陽に透かしたときに見える赤い綺麗な筋にも、私たちは小さな「自然」を見いだせるのだ。私はそうした小さなものを見過ごさないような人になりたい。そうなるためには二つの方法がある。(生き方の主題)
 第一の方法としては、いろんな人にかかわっていくことだ。(複数の方法一)何かに気づくためにはいろんなきっかけが必要だ。クラス替えなどがいい例だろう。新しい友達を作り、徐々に関係を深めていくにつれて、小さな「長所」にも気づいていける。それもまた、小さなものの一つだろう。そうしていろいろな人と関わっていくうちにたくさんの小さなものに気づくようになるだろう。
 第二の方法としては、様々な場所に出向くことだ。(複数の方法二)小さな「自然」などに気づくにしても、それなりに行動は必要であるからだ。伝記に書かれている有名な人の一人にファーブルという人がいる。その人は小さなもの、「昆虫」の研究に一生をささげた。家にいるより、外のいろいろな所へ赴くことにより、数々のそれまで知られていなかった昆虫の小さな「発見」に精神誠意を尽くしていた。このように、「発見」はフィールドワークによってもたらされることも多々あるのだ。(伝記の実例)
 確かに、だらだらとぐうたらな生活をしていたら体も休まるし、気が楽だろう。(反対意見への理解)しかし、「経験は最良の教師である。」という名言のもあるように、私は、いろいろな人との出会いを大切にし、経験を積み重ね、生きていきたい。(
生き方の主題)

   講評   koni


【第一段落】 状況説明をして、生き方の主題を導き出すことができました。「そうした小さなものを見逃さない〜ら」の前に「手間を惜しまず」という文をいれておくと、長文のテーマとあってくるよ。

【第二段落】 一つ目の方法を挙げて説明できました。ちょっとした心遣いができる人は、小さなことを見逃さない目をもっているのでしょうね。また、相手の心遣いを理解できるのも、そういう目でしょう。身につけたい目ですね。

【第三段落】 二つ目の方法を挙げて伝記実例を書くことができましたね。第二段落が静の部分で、第二段落が動の部分ですね。相反する行動だけど、どちらも大事なことなんですね。方法にも実例にも幅があってすばらしい。

【第四段落】 反対意見の理解と名言の引用をして、生き方の主題でまとめることができました。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)