国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   里山を歩いていると   バービー

里山を歩いていると

 里山を歩いていると何人ものハイカーとすれ違います。それぞれの人は何かの楽しみを求めて里山を訪れているのです。それぞれの目的を気持ちよく、楽しく達成させてくれるのが里山の景観であり、それを構成する野生生物を中心とした自然です。しかし、村のあちこちに立てられた看板が目ざわりです。看板には、「駐車禁止」とか「ゴミを捨てるな」とか、「私有地につき立ち入り禁止」とか、「山野草の花をつむな」とか、そして「山野草の採集は窃盗罪」とまで書いてあります。≪構成≫
 私にも似た体験があります。≪題材≫それは私が夏、日本に居た頃の話です。
 おじいちゃん、弟と私で家の近くにある山を登りに行きました。登っている最中に、変な看板がいくつもありました。例えば、「ただいま工事中立ち入り禁止」や、「あぶない危険」、「気をつけて!」や、「ゴミはゴミ箱に」。後に、「犬のフンは持ち帰りましょう。」という看板がいくつもありました。私はこの長文の通りに、結構目ざわりだと思いました。どうしてかというと、せっかくきれいな風景をながめていたり、山で好きな事をやっている最中に変な看板を見かけたり、横切ったりしたらどうでしょう。私だったら物すごく嫌です。どうしてかというと、何か弟にじゃまをされたみたいだからです。≪表現≫笑≪表現≫しかしその反対で、もしこのような看板がなかったら人間は今にきっと山を汚したり入ってはいけないところに入ったりしているかもしれません。
 もう一つ似た話があります。
 それは前の話と同じく、夏日本に帰った時です。
 おじいちゃん、おばあちゃん、弟と私4人で三浦半島に行きました。まず、三浦半島にある新鮮で美味しい野菜や果物を買いました。次に、山に登って少しした所まで行ったらお昼にしました。私はお昼、大きいトマトにお塩をかけ、がぶりついて食べました。そのトマトはハンバーグ位の大きさで、本当に美味しかったです!≪表現≫そしてお昼をお食べた後、立つ鳥跡をにごさずという訳で、ゴミは家まで持って帰りました。その日はとても楽しかったです!
 私は、人間にとって今やるべきことは環境の事を考えると言う事である。≪主題≫どうしてかというと、今は色んな人があちこち特に山の中や海にゴミを捨て、動物たちがそのせいで死んでいるのです。なのに、私達人間達はその事をまるで気にしないでいるように、全然改善していません。なので、今私達がやるべき事は、ゴミが山に捨ててあったらゴミ箱に捨てるという本当に基本的なものから始めたらいいと思います。そしたらきっといつか環境問題という言葉自体が地球上から無くなっているかもしれません。

   講評   takeko

しっかりまとまった意見文が書けました!
電話はまだだめなのでしょうか?休み宿題になってしまっていますが、よく書けていますね。
「要約」長さと使いかたとともに、ちょうどいいですね。
「体験実例」これも、にた話二つとして、長文とにた話が書けました。ここで入れられた「たとえ」と「ユーモア表現」もとてもじょうず。「ハンバーグ位の大きさ」というトマト、これはいい表現です。そして、二つ目の体験実例で、「立つ鳥跡をにごさずという訳で、ゴミは家まで持って帰りました」ということわざの使いかたもとてもいいです!
「一般化の主題」「私は、人間にとって今やるべきことは環境の事を考えると言う事である」ここでは、「私は」ということばは入れません。読んでみると、おかしい文章であることがわかると思います。この主題のキーワードは「人間にとって」で、このことばから始まります。それから、作文全体が「です、ます」で書いてあるので、ここもそろえるためには、「考えると言う事です」としなければなりません。本当は、六年生になると、「だ、である(常体)」でそろえたほうがいいです。そのときは「〜のだ」はあまり使わないように練習していきましょう。電話が通じないときも、できるだけ、「だ、である」の長文を暗唱していけば、常体で書くリズムがつかめると尾見ます。
この段落の意見はとてもよく書けています。
「ゴミが山に捨ててあったらゴミ箱に捨てるという本当に基本的なものから始めたらいいと思います」という文など特にいいですね!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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