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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   矛盾   こゆき

 どうも、矛盾には、良い物と悪い物があって、嫌われる、いわゆる矛盾は、良い物を除外して考えているようである。避けなくてはならない矛盾とはこの相殺の論理のことであろう。こうして、一度、矛盾が不毛だと知れると、我も我もと論理性へ走る。しかし、このように戦々恐々として一筋を守らなくてはは乱れてしまうのであるとしたら、いわゆる論理とは何と貧寒なものだろう。月並みの句などという言葉は、かすかな平面的連続を敏感にかぎつけて、それを嫌ったものと見ることができる。<要約>
 私は矛盾はよいと思う。その第一の理由は、日本語は意外と矛盾が多いからだ。「すみません」という言葉がある。この言葉は謝る時に使うが、時にお礼の言葉として使う事も少なくはない。むしろ多いくらいだ。「謝る」と「お礼」はほとんど逆の意味である、と言っていい。それでもなぜ同じ言葉を使うのか?そこに「矛盾」が生じるのだ。日本語にはこのような「矛盾」がたくさんあるのだ。私は、ご迷惑をおかけしてまでこんなものをくださるなんて・・・、という思いから、迷惑をかけたことに謝る、という意味ではないか、と思う。そして、矛盾が、このような新しい考えのもととなるのだ。<第一の理由>
 第二の理由は、矛盾がなければ、ただ一つだけの論理で終わってしまう、つまらない物事だらけになってしまうからだ。それこそ「世界に一つだけの論理」だ(笑)<ユーモア表現>その考えは、まるでテレビを見ているように<例え>、受け身な印象をうける。ただ与えられたことを正確にやるのではなく、少しアレンジを加えてやる。矛盾があれば、いろいろなアレンジを加えることができる。<第二の理由>
 確かに、矛盾は喧嘩のもとだ。「おれの金はおれの金。お前の金もおれの金。」というガキ大将のセリフはよく聞く。だが「悪いことそのものがあるのではない。時と場合によって悪いことがあるのである」という名言があるように、矛盾も必要である。

   講評   koni


【第一段落】 要約がよくできています。続けて是非の主題をはっきり書くことができました。

【第二段落】 一つ目の理由を挙げて実例を書くことができました。この実例は、説得力があるね。「すみません。」という言葉を例に挙げて説明したところがいい。わかりやすい例ですね。(私も、これからこの例をあげて説明しよう!と思いましたよ。ありがとう。)

【第三段落】 二つ目の理由を挙げて実例を書くことができました。具体例を1つ挙げてもいいかも。笑いの世界も発明の世界もこの矛盾を突き詰めるところから発展しているのかもしれませんね。あんぱんの発明も、西洋から入ってきたパンに日本でお菓子に使われるあんを入れる。その当時の日本人がその話だけを聞いたら、目を丸くすることでしょう。

【第四段落】 3点セットでまとめることができました。矛盾から出てくるものに期待がふくらみますね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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