創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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短所 長所 ゆっきー
誰にだって長所や短所がある。長所は、もっと伸ばしていくべきである。しかし短所は直していくべきだと思う。みんな誰でも普通はそう思っているに違いない。長所がない人はいないと思うし。人は何かしらの短所を持っているはずであると思う。まして長所も短所も持っていない人は、いないと思う。新学期などになるとよく、自分の目標を掲示物に書くことがある。このとき、たいていの人は短所を直すようにするとか、長所を伸ばすと書くだろう。
私は、短所は悪いものだと思う。長所がたくさんあっても、短所が一つあっただけで悪い人にされてしまうこともあるからだ。織田信長は、明智光秀に本能寺の変で殺された。はっきりとした動機は分かっていないが(祝賀会で殴られたりしたらしい)、明智光秀が織田信長を恨んでいたことに代わりはないと思う。織田信長は、たくさんの長所を持っていた。だから天下を統一出来そうになったのだ。しかし、仲間から恨まれたためそれが出来なかったのだ。織田信長はかなり怖かったらしい。みんなが楽しく酒を飲んでいても織田信長がその部屋に入ってきただけで、みんながシーンとなってしまうほどだ。(ヤソ会の記録による)その短所一つで、織田信長は天下を取ることが出来なかったのだ。もっと怒りっぽくなければ織田信長は天下を取れていたかもしれない。これ以上に残念なことはないと思う。
私は、長所を伸ばすことも重要だとおもう。いくら得意な教科でも、必ずテストで100点が取れるわけではない。(特に定期テスト)だから、そのテストで100点が取れるように長所を伸ばすことも大切だと思う。短所をなくそうと、苦手な強化ばかり勉強していても得意な教科の勉強を怠ったら取れる点も取れなくなってしまう。だから、得意な教科も100点を取れるようにしっかり勉強したほうがいいと思う。
確かに短所は悪いものだし、長所も伸ばさなければならない。しかし、短所も長所の自分の個性である。自分の個性を大切にして、長所を伸ばしつつ短所を直していけばよいと思った。
講評 inoko
ゆっきーさん、こんにちは。
自分の長所と短所。日本人は自分の長所をことさらにアピールすることは好まないので、もしかしたらこの話題はどちらかというと避けたいことかもしれません。しかし、人間は現状維持では進歩がないし、つまらない。自分の真の姿を見つめてこそ、自分らしい人生が歩めるはずです。そこで、見つめた結果知り得た自分の長所短所をどうするか。これは、その人の性格や考え方によりますね。ゆっきーさんが書いているように、悪い短所は直していくべきだと考えている人は、きっととても多いことでしょう。織田信長の実例を読むと、確かに短所のおかげて損をしていますから直すべきだという意見に納得できます。一方、長所を伸ばすこともやはり重要ですね。こちらの実例もわかりやすい。得意なものだからこそ、それを維持することにも力を注ぐべきなのですね。
最後の総合化の主題の述べ方に一工夫しましょう。→ 最も大事なことは、長所を伸ばしつつ短所を直そうとするときに、自分の個性を大切にすることだ。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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