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　　　水泳をがんばってわかった事　　　きおあ

https://www.mori7.net/oka/tennsaku.php?tori=kioa&nenn=2009&yama=sa&tuki=04&syuu=1&page=1&y_t=t&b=&r=y　 （スタート台で構える絵をかく、題名の工夫）
絶対に一位を取るぞ。（書き出しの工夫）四月十二日、西日本水泳競技大会の時、ぼくはこれから泳ぐ第六コースのベンチで気合を入れていた。出場種目は五十メートル自由形。一ヵ月半前、大会出場が決まった時のぼくのベストタイムは四十九秒六で標準タイム五十秒ぎりぎりだった。（感じ）
　そこからは練習をがん張った。コーチに
「キックが全然なっていないぞ。」（その人らしい会話）
と言われて、ぼくは初めてくやし泣きをしてしまった。（自分だけがしたこと）でもその後、足を縦にまっすぐにするのではなく、アヒルの足のように内またにして水をたくさんキックしたらいい、ということがわかった。（たとえ、聞いた話）それからは、どうしてコーチが教えてくれるフォームの方が速く泳げるのかを理解するようにした。うでは水をたくさんかくように、まっすぐのばすようにした。頭は前の方ではなくて、おへそに向けて水のていこうを減らした。息つぎの回数が水かき四回につき一回だったのを、時間のむだを省くために十回につき一回に減らした。
　こうして大会当日、「ヨーイドン」という合図で、ぼくは一番速く飛び出した。手をこいでこいで、と思いながら必死にうでを動かして、まるでイルカのように速く泳いだ。無我夢中でゴールにタッチして電光けい示板を見たら、ぼくの第六コースが一位で、タイムは四十三秒六九。それを見たしゅん間、目が飛び出るくらいびっくりした。なぜなら、一ヵ月半の練習で六秒もタイムを縮めたからだ。
　ぼくは、この大会でコーチや周囲の方々が言ってくれることをしっかり理解する事が大切だということがわかった。（中心）もし、本当に理解しないで練習を続けていたら、べべになっていたかもしれない。（もし・・・だったら）お友達の言う事がわからない時には、「どうして。なぜなの。」と理由を聞いて理解した方がきっと仲良くなれると思う。ぼくは、これからも人の話を理解できるまで聞くように努力していきたい。（自分だけが思ったこと）

　　　講評　　　hamura

　こんかいの作文も、スピード感が出ていてわくわくしながら、私も読みました。数字を入れたり、短めの文をどんどん重ねるように書いたりして、生き生きとしています。

「自分だけがしたこと」はむずかしいと思います。作文はみな、自分だけがしたことをかいているのですから。その中でもとくべつに、これをやったんだ、という強く心にのこっていることをさがしてくるれんしゅうです。よくできました。これをれんしゅうすることで、ただ、ようすをせつめいしたり、やったことをじゅんばんに書くだけでなく、そのときの自分の気もちや、自分がどのように今かんじているか、などが、みな文の中に入るようになります。
　「目玉がとびでるくらい」というような、たとえは、いつもほんとうにじょうずです。今までかんがえだした、「まるで」のたとえを、一どノートにまとめて書き出すと、すごくたくさんあると分かると思います。
　さいごに、自分のかんがえを長く書いたのがとてもよいです。意見をしっかりのべていて、すばらしいおわりかたです。


　絵も、書きにくいポーズをじょうずにかいてくれました。