創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
さよならH先生 かもも
さよならH先生
かもも
「先生WBC見せて。」
テレビでWBCという野球を放送している。
「給食の用意が終わってからな。」
と先生が言うと教室の中が一気にうるさくなった。
今は、学校の給食準備中だ。いつもはだらだら用意しているが、今日は違う。男子はWBCを見たくてせかせかしている。でも女子は、いつもと同じようにゆっくりしている。それを見て男子は、
「早くしろよ。」
と言った。でも女子は、
「野球のどこがおもしろいの?」
「つまんないじゃん。」
とぶつぶつしゃべりながら用意を始めた。
「おいしい給食いただきます。」
「いただます。」
みんなは給食を食べ始めた。男子は
「テレビつけろ。」
「お代わりする人はすわってやれよ。」
と叫びながらテレビ見ている。H先生は、笑いながら
「見てない人もいるんだからもう少し静かにしなさい。」
といった。私は確かにそうだなと思った。給食が終わると、隣のクラスの人まで来て一緒に応援していた。そのことを母に話すと
「それはだめでしょ。だから子供に甘く見らるんだよ。」
といってた。その時私はH先生、ライオンにしとめられるエサになった様だなぁ〜と思った。
今年の三月に私たちは、小学校を卒業した。これは卒業式の練習をしているときにあったことだ。その時在校生の代表として五年生が卒業式に参加していた。去年は、私たちがその立場だったんだなぁ〜と私は思った。一年はあっという間に過ぎてしまう。どんなにその一年が楽しくても。卒業式の練習のとき、もしも来賓の方が、階段で転んでしまっても笑わないようにH先生が転んだマネをした。でもH先生の顔がおかしくてみんな大爆笑した。これは生徒に対する思いやりなんだろう。H先生はこのような所に気がきく先生なのだ。
人にとって別れとは辛く、悲しいものだ。でも人に出会わないと別れはない。その人と過ごした時間は心の宝だ。これからも心の宝を増やしていきたい。そしておばあちゃんになった時には心の宝箱から宝があふれるくらいになりたい。
講評 ita
こんにちは、かももちゃん。先生のいったことをしっかり直してよりよい作品にしあげてくれましたね。ありがとう。
ゴールデンウィークは天気が良いようです。何して過ごすのな?
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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