国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   価値   おぬき

数年前、森林関係の研究所に勤務している研究員のところに、ある村の村長が訪ねてきた。 木が本来もっている価値を生かすことと、商品として木を高く売ることは、必ずしも一致しない。それは使用価値と商品価値の違いによって生ずるズレ、といってもよいのだけれど、木自体がもっている価値を生かすか、商品としての木の価値を優先するかをめぐって、木にたずさわる者たちもまた動揺してきた。そして、その気持ちを仕事のなかで実現させる職人たちの腕とともにあったのである。(要約)私はお金にかえられない価値を大切にすることは良いと思う。
 その理由は第一に、お金にかえられないものでもその人とっては、思い出のある大切なものだ。例えば私にもこんなことがある。それは、小学校の卒業証書だ。卒業証書はお金では手に入れれない。卒業証書を見ると一瞬で小学校時代を思い出す。それは、小学校時代に思い出が詰まっているからだろう。私は、こう思う。思い出はアルバムのようだと。
 その理由は第二にお金にかえられる価値は高価なものでも大切にあつかわなくなるからだ。例えば大切なものでも高いものだと売りたくなってしまうからだ。
 たしかにかん換算し価値を決めていくと分かりやすいという意見もある。しかし「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない」いう名言があるようにその人にとって価値があるかどうかが大切なのだ。だから私はお金にかえられないい価値は、大切だと思う。

   講評   komiko

 おぬきちゃん、こんにちは! 「お金にかえられない価値」についての意見文にがんばって取り組んでくれましたね。自分らしい「体験実例」が引き出せたし、「理由二」も成功しましたね!

 「要約」は、バランスよく大事な文を抜き出すことができていました、がんばっていますね。その後「是非の主題」をしっかりと述べて、自分なりの「理由一・理由二」について挙げることができました。「その理由は第一に、お金にかえられないものでもその人とっては、思い出のある大切なものだ。」としてくれまいした。ここの文末は「〜大切なものだからだ。」とするといいですよ。「体験実例」では、自分の大切にしている卒業証書について引き出すことができました。初めての「理由二」では「その理由は第二にお金にかえられる価値は高価なものでも大切にあつかわなくなるからだ。」として「社会実例」として高価だと分かると売ってお金にしてしまいたくなる心理を挙げられましたね。ここでは「たとえ」を使って表現ができるともっとよくなりそうです。第四段落では「反対意見への理解」を書いてくれました。キーワードの「確かに」は、漢字書きしましょう。「名言の引用」「是非の主題」としっかりと三つのステップをふむことができています。意見文になってまだ一ヵ月なのによくがんばって取り組んでいますね、この調子です!

 次は、五月八日(金)に電話をします。「生物界の中でヒトという種を(感)」を読んでの意見文の練習をしましょう。長文は、冒頭三百字の暗しょうにチャレンジしましょう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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