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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   知識の使い方   いへゆ

ジーン・レイブなどを中心としたそういう研究者によると、学校でよい成績を収めるということは、その文化への適応の程度がよくてその文化のなかで十分有能にふるまえることを意味する。場への適応力が人間の有能さの本質だ。学校は、子どもの頭の中に洗練されたプログラムを作りたいのではなくて、その場に与えられた状況を最大限に利用するにはどうしたらいいかが苦労せずに分かる適応力を目指したいはずだ。
適応力を身につけるべきだ。
その方法として第一に、実行していくことだ。持っている知識は使わないと意味がないと思う。今、国際社会の中で、日本は取り残されないように、英語の教育に力をそそいでいる。たしかに、学校では一日に一時間は必ず英語の授業がある。しかし、授業では、ひたすら文法や単語の勉強しているだけで、英語を使って話す機会がほとんどない。これでは、英語を話せるようになる人は少ないと思う。私は今、留学して五ヶ月になるが、まだまだ会話でしるようにならない。しかし、日本にいたときよりは成長した。やはり、知識は使わなければ身につかない。
その方法として第二に、点数ばかり気にしすぎないことだ。今、学校でも親でも、点数で子供の頭のよさを測っていると思う。しかし、人それぞれ個性があるんだから、テストの成績だけで順位をつけるのはよくない。まわりがテストばかり気にするから、気にしなければいけないと思うようになる。勉強の目的が「テストでいい点を取る」ことになってしまっては、適応力は身につかない。もっと、自由に子供を勉強させるべきだと思う。
たしかに、勉強して知識を身につけることも必要だ。元になる知識がなければ、適応はできない。しかし、「知識は貯めるものではなく、使うものだ。」ように、日々を有意義に過ごすためにも、適応力を身につけるべきだ。

   講評   huzi

 よい成績をおさめる人は、その文化への適応力があることを示すという考え方は、おもしろいですね。学校の成績が、その人本来の素質をはかる指標として、わりに場当たり的なものなのかなあと思わせられます。みんなが知りたいのは、素質ではなく適応能力。そういう考えもあります。
 ということで、【当為の主題】を「適応力を身につけるべきだ」と決めた意見構成ですね。主題には主語をつけておきましょう。
  【方法】は2つ、明確です。適応のためにはまず実行ですね。最初から適応できる人はいません。試行錯誤を恐れず進んでいった結果なのです。英語能力は、今はインプットの段階かもしれないなあ。もう少しすると、流れるように話し出せるのでは。
  点数ばかり気にしないことも、大切ですね。悪い点を見たとたん、「無理だ」「適応できない」と自分で(あるいは周囲から)レッテルを貼ることは避けなければなりません。勉強の目的は、小さなテストに適応することではないのですから。
 今回の【自作名言】はOK。知識は蓄えるものという常識に一石を投じた形にまとめられました。
そのあとの文章は、ちょっと書き急いだ感じ。知識を使うことと適応力を身につけることとの関連性がわかりにくくないかな?

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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