創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   能力   きうい

学校への適応の程度がよくて、その中で自分の能力を十分ふるまえる人は、学校では良い成績を収めることが出来る。しかし、それは必ずしも社会で通用するとは限らない。学校では、与えられた枠から外れるとか、定評のあるものをわざわざ壊して作り替えてみるとかいう、創造性と呼ばれる能力についてはあまり身に付かないようだ。「言われた通りにする」という能力よりも、与えられた状況にうまく適応することの方が、社会では求められる。私たちはもっと、どんな状況に置かれても、創造力を働かせてそれに適応する能力を身につけるべきだ。
 第一の方法は、失敗を恐れないことだ。なぜなら、新しいものに挑戦しようとしたら、どうしてもリスクはつきものだからだ。私の学校のスーピキンングの授業は、ネイティブの先生が担当している。本当は二十人いるはずのクラスだが、クラスをリスニングと分けるため、生徒五人に対してネイティブの先生が一人という、どんな寡黙な人でも必ず話さなければならない環境にある。最初は、文法の授業で習った、SVOやら時制やらを心配して何を話していいのかさっぱり分からない感じだったが、見栄を張っても五人しかいないし、理屈で考えていても話せないと割り切って、がむしゃらに言いたいことを並べていくと案外通じたようだった。今までのやり方や、頭であれこれ考えても解決しないことにぶつかったとき、自分からそれを壊して新たなやり方で試してみればよいのだ。
 第二の方法は、教育現場でもテストだけで人間の能力を評価しないことだ。人によっては、テストで分からないどころか、生徒本人も気付かないような潜在能力が隠されているかもしれない。テストは毎回どうも上手くいかない子でも、長期休暇のレポートや授業中の発言には、他人とは違った光るものや、センスを感じさせるものを持っていたりする。特に、教師という立場の人が、それにいち早く気づいてあげれば、多くの子は苦手意識やテストに対しての恐れは、いくらか薄れるかもしれない。
 確かに、前人未到のことに取り組むことにはかなりの勇気を必要とするし、テストでの評価というのもある程度必要だ。しかし、人の能力は、テストなどで測れるような目に見えるものではなく、その場に応じて発想や変化を求められるのだ。臨機応変という言葉のように、自分で磨いた知識とセンスを頼りに、それぞれの状況に対応していくべきだ。

   講評   kira

 きういさん、こんにちは。インターネットが普及した現代において、学校教育で子どもたちに教えるべきは何かといったテーマでした。適応力が必要になるのですね。
 そのためにはまず、失敗をおそれないことと考えました。そうすれば新しい自分なりのやり方が見つかるということですね。型にはまった方法を突き抜けろということでしょうか。お手本の伝授では、紋切り型の人間しか育ちませんね。
 学校の評価方式を変えていくとうことでは、テストの得点では測れないものを評価しようと考えました。表現力のようなものですね。(だから、作文は大事です。笑)
 テストの得点力より臨機応変の適応力と結論しました。自作名言もいいですね。
 私も一句「適応するとは、標準的な人になることではなく、自分らしさを社会に認めさせることである。」(おそまつ)
 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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