国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   少年のころの桜は(感)   バービー

少年のころの桜は(感)  散り初めののころのある日、枝を離れた花びらを見ていて、これが地面に達するまでの間の状態を、ぴたりと表す言葉がないのに気付いた。桜の花びらと、からまつの葉と、自然はついに言語の及びえないものなのであろうか。もし日本語の語彙の貧弱を意味すると、二十年前と同じ事を考えさせられた、日本語になくてはならない言葉のように思えるのだが。≪構成≫  私≪題材≫はこの前、友達とバスの中で笑い話や、怖かった話をしていた。そして、私が話しているときに爆笑する所になった。そして私が、「そう!もう凄く面白くてなんていうの...えっと...」という所でつまずいちゃったのだ。それから話が進まないでシーンと空気が重くなった事を覚えている。でもその後に私が、「そうそう!さっきの○○○○まじで面白いよねーハハハハハ!」と話をつなごうとする事がいっぱいあるのだ。 笑≪表現≫まるで、無理やり話をつなげたがっている人みたいだ。≪表現≫  私が前、ベトナムで『一リットルの涙』を見ていると、急に涙が出て来た。そして、友達にこのことを話したら、悲しい所を上手く言えなくなり、またまた話が途切れてしまった.... 笑。今度からは話が途切れないように話したい。そして、話す前に自分が話したい事を頭の中で言って、そしてつまずかないようにしたい。
  人間にとって、言葉は絶対に必要だ。もし言葉がなかったりしたら、きっと人間はいまコミュニケーションなどとっていないだろう。≪主題≫

   講評   takeko

言葉に表せないことがあるとき、言葉はどうなるでしょう。
それを考える長文でした。
「要約」これはとてもいいですね。長さ、ポイントともにじょうずにつかんでいます。
「体験実例」いつも言うように、要約—体験実例—一般化の主題はつながっていなくてはなりません。
ここではまず、「言葉で上手く言えないとき」の実例が二つも出せました。
せっかくなので、今度はこれをうまくつないでいきましょう。たとえば、「私はこの前」と書く前に「言葉で言い表せない体験というと、こういうことがあった」と説明をつなぎます。「わたしが前、ベトナムで」の前も、「それから、こういうこともあった」と入れます。「今度からは話が途切れないように話したい。そして、話す前に自分が話したい事を頭の中で言って、そしてつまずかないようにしたい」はいい意見です! 
「一般化の主題」「人間にとって言葉は絶対に必要だ」として、言葉がなかったら、コミュニケーションなどとっていないだろう、というのもとてもいい意見です。この段落を長くするためには、「コミュニケーションをとっていなかったら、人間は〜いうことになっていただろう」などと、言葉が無い場合のことを考えて入れます。それから、「だから言葉が見つからない時は(長文にもどります)〜すればよい」としめくくります。
そうすれば、長くなるし、最後まで話がつながることになりますよ!

表記の注意・「つまずいちゃったのだ」→「つまづいてしまったのだ」
常体の終り方はとてもよくできました。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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