国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   シンプル・イズ・ベスト!   スケートねこ

 地球上にはまだ浪費文明に侵されず昔ながらの素朴な生活を営んでいるところがいくつもある。わたしはそういう土地に行き、その生き方になじむことで、自分の生きている日本の大都会の生がいかに反自然な人工的なものかを知った。むろん現代に生きるわれわれは良寛のように徹底したシンプル・ライフは送れない。われわれは現代物文明によって甘やかされており、身心ともに脆弱になっていて、とてもそういうきびしい性には耐えられまいが、心を良寛の草案に置いてみることができる。
 確かに、便利で快適な生活は良い。とても過ごしやすいし、疲れているときなどに働かなくてもよい。例えば、暑い夏の日に涼しくなってほしいときには、エアコンのボタンひとつであっというまに涼しくなる。私は、そんな体験をしたことがある。よく母に学校に迎えに来てもらう。そのときは、いつも携帯電話を使って母に電話をしている。啓太電話の便利さを知ってから、私はどこへでも持ち歩くようになった。もしも携帯電話がなくなってしまったらとても不便だと思う。
 しかし、シンプル・ライフにも良い面がある。便利なものに頼り過ぎない方がよいし、新しく開発されたものにだって悪い面がある。例えば、暑いときにエアコンをつけると確かに涼しくなるが、とても環境にはよくない。私は、シンプル・ライフが良いと思ったことがある。去年、学校でキャンプのような生活を一週間した。その一週間の間は、電気製品は使うことが禁止されていた。でも、他の遊びをしてみんなで盛り上がった。そのときは、シンプル・ライフも良いなと思った。
 確かに、便利な生活があるのは良いことだ。現代の生活には必要なようなものだ。でも、文明に頼り過ぎないことも大事だ。自然を楽しむこともとても大切なことだ。しかし、最も大事なことは、便利な生活や、シンプル・ライフよりも、自分の生き方のスタイルだ。「自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きたとおりに考えるようになってしまう」という名言があるように、本当に満足できる生き方を見つけるのが一番良い。

   講評   kiri



 こんにちは。最近、シンプルライフやスローライフという言葉をよく聞きます。機械化された便利な生活を追い続けるよりも、物や技術は必要最小限にして、豊かな人間らしい暮らしを手に入れようという考えです。

<第一段落> 要約、しっかりできていました。長さも内容もいいね。(☆性 → 生 )
<第二段落> 第二段落のはじめに、まず、「便利で快適な生活は良い」という意見を挙げることができました。便利で快適な今の時代のくらしの中では、家の中を見回しただけでも、機械だらけだね。その中でも携帯は、本当に便利だね。
<第三段落> 第三段落のはじめもやはり、「しかし、シンプルライフにも良い面がある」という意見を挙げることができました。環境面に良くないことと、電気製品に頼らなかったことで、いつもとは違ったものに目を向けることができた例が書けました。今の時代は何でも機械に頼ることが当たり前になっているけど、そればかりを重視していると、大事なものを見落としかねないね。
<第四段落> 総合化の意見でうまく結べました。自分の生き方のスタイルをしっかりと考えていけば、満足できる生き方ができそうだね。名言もきちんと入れることができました。

                        

☆とても過ごしやすいし、疲れているときなどに働かなくてもよい。 → 便利なものを使うことによって、とても快適に過ごせるし、疲れている時に働かなくても機械がやってくれたりする。

☆啓太電話 → 携帯電話
 
☆確かに、便利な生活があるのは良いことだ。 → 確かに 科学の発達によってもたらされた便利な生活は良い。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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