国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   島国言語について   MAXやまびこ

 島国言語の特色の一つは、相手に対する思いやりが行き届いていることである。ヨーロッパの言語すなわち大陸言語では、われとなんじ、自と他の対立関係において、言語活動が考えられるが、島国言語の日本語では、そういう対立関係は、あまり発達しない。そのかわり、第一人称に、いろいろな形態ができている。「私ども」とか、「手前ども」のように、第一人称の単数か複数か、はっきりしないような用法があり、それがなんとも言えない味わいを持って、受け取られる。
島国言語は、相手に対する思いやりが前提となっていて、短い言葉でも、通じ合えるという良さがある。たとえば、友達同士で話すときは、言葉は省略して話すことが多い。これが、一つの例である。しかし、正しい意思疎通をするためには、大陸言語の方が、適している。他にも、島国言語に頼っていると、誤解を招くことがある。例えば、国際社会で、島国言語を使うと、意思の疎通がうまくいかないことがある。
確かに、島国言語にも大陸言語にも、それぞれ良さがある。しかし、一番大切なことは、「トランプが生きているのは、それが実際のプレーに使われているときである。」と、いう名言があるように、それぞれの言語の特徴に合った使い方をすることである。

   講評   kira

 MAXやまびこくん、こんにちは。ふだん何気なく使っている私達の母国語である日本語は「島国言語」という特徴を持っているのですね。説明を重ねるのではなく、理解しあえる部分を肯定するもの、省略が多く、相手に委ねる思いやりのある言語です。
 友だちどうしの、気のおけない会話では省略語がひみつの合言葉みたいに機能することもあります。
★そういったことで、自分らしい体験談を書く練習をしましょう。ヒントはあくまで参考です。
 しかし、島国言語のよさをを改めて意識させられるのは、大陸言語のあり方と対照するときです。近年、ますます国際化が進み、日本の中にも文化やものの考え方の多様性が認めれるようになりました。また、近代化のスピードも速く、理解するためには正確な説明を要するようにもなりました。
 今の時代において、私たちはすでに「島国言語」と「大陸言語」の良さをうまく使い分けているのかもしれませんね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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