低学年から学力の基礎を作る
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   知識   いまの

 サルの仲間では、経験に基づいて外界についての知識を身に付けることが、個体の生存にとっても、また種の維持にとってもそれだけ重要になってくる。外界についての知識を得ること—それによって、どこが安全か、どのようにしたら食物が手に入るか、などを的確に判断できることが生存のために不可欠なのである。ヒトの個体の生存や種族維持は、それぞれの個体との経験に基づく知識ばかりではなく、文化という形において集積された他の個体の経験を奪取しうることにも依存している、とさえ言ってよいだろう。私は、学習をして知識を得ることは良いと思う。
 その理由は第一に、学習をして知識を得ることによって効率よく行動することに役立てられるからだ。最近、学校でバレーの練習を毎日する。先輩がやっているのを見たり、アドバイスをしてもらう、そんなことも「バレーの知識」になると思う。まるで機械のように、ただ、ひたすら動いて手をボールに当てているだけでは、全くバレーにならない。ボールが飛んでくる最中、もう少しさがらないとねらいどおりに返せない、などと考えることが必要だ。だから、どんなことにも知識は、必要だと思う。
 また第二の理由としては、次の人へ、次の人へ・・・と知識をつないでいくと、どんどん知識が広がるからだ。有名な科学者たちもそうだ。一人の発見が、どんどん広がっていく。そのおかげで、私たちはこんなに知識を持っているのだと思う。
 たしかに勉強、勉強とあたまでっかちになるといけないという意見もある。しかし、「辞書のような人間になるのではなく、辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目標である。」という名言があるように、知識を使うことは大切なのだと分かった。だから私は、学習をして知識を得ることは良いと思う。これから私は、知識を必要な時に必要なことを使えるような人間になりたい。

   講評   komiko

 いまのちゃん、こんにちは! 「是非の主題」の書き方にも随分なれて自分の体験を落ち着いて書くことができていますね。

 「要約」は、工夫をして上手くまとめることができています。最後にキーワードの<要約>をつけるのをわすれないようにしましょうね。「是非の主題」を「私は、学習をして知識を得ることは良いと思う。」と、しっかりと述べることもできした。「第一の理由」として「学習をして知識を得ることによって効率よく行動することに役立てられるからだ。」とし、「体験実例」でバレーボールをするときにも知識があって考えながら効率よくバレーをしていることを挙げてくれましたね、いいですよ!「理由二」では、「次の人へ、次の人へ・・・と知識をつないでいくと、どんどん知識が広がるからだ。」と、挙げて「社会実例」として科学者の発見がつながっていくことを書いてくれました。ここでは具体的に名前を挙げてコペルニクスの発見がガリレオに受け継がれたことなどを入れてもいいですね。第四段落では「反対意見の理解」「名言の引用」「是非の主題」「これからの決意」の四つのステップがふめています。よくがんばっていますね!

 次は、五月二十一日(木)に電話します。「話し上手な人がいます(感)」を読んでの意見文を書く練習をしましょう。冒頭三百字の暗しょうにもチャレンジしてくださいね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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