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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   言葉を伝えるのは   エンペルト

 「桜前線」という言葉があるが、この言葉はいただきかねる。昔からある「花便り」は、はるかに風情に富むのである。ところが、ある日、枝を離れた花びらを見ていて、これが、地面に達するまでの間の状態を、ぴたりと表す言葉がないのに気がついた。他にもいろいろある。たとえば、からまつの葉などたくさんある。花便りのいろいろの言葉を作り出し、育ててきた日本語だから、まだ知らないところに、あの美しさを表す言葉があるかもしれない。(要約)この話を読ん.で思ったことは、言葉を作るのは大変なんだなということである。
 僕は、今はわさびが好きだ。まるで、しぶい人みたいだ。昔はわさびは嫌いだったが現在は好きである。ある日、わさびを食べると口から火が出そうになった。(笑)そして、妹が、どんな風にからかったか聞かれた。僕は一瞬、考えた。そして、口から火が出そうになるほどからかったと答えたら、妹は「はっ?」と言った。僕は、もうなんて答えればよいのか分からなくなったので、知らないといって自分の部屋に向かってしまった。僕は、なんて説明すればよいのかと心の中で思った。(体験実例)
 僕は、スイスのチョコレートが嫌いだ。でも、なぜか日本のチョコレートは好きだ。日本のチョコレートは少しだけ、甘くて、少しかたくて、カタカタしていると僕は思う。スイスのチョコレートは甘すぎで、少しやわらかくて、ドロドロしている感じだ。しかし、これを皆に説明しても無駄だと思う。なぜなら、なんとなく分かりにくいからだ。
 僕は、人間にとって言葉を伝えるのは難しいことだとわかった。

   講評   ogi

 エンペルト君、こんにちは。

【第一段落】 要約がしっかりできました。言葉を作るのはたいへんだ、という素直な感想が書けました。
【第二段落】 わさびが好きだなんて、本当にしぶいですね!(笑) からい味にも、いろいろな種類があります。赤いとうがらし、黄色いマスタード、わさび、こしょうはどれもからいけれど、それぞれからさの種類がちがいますね。先生の娘は、わさびやマスタードは苦手ですが、真っ赤なとうがらしは大好きです。「からい」という味をうまく説明できなかったもどかしさが、とてもじょうずに説明できています。
【第三段落】 同じチョコレートでも、日本のチョコレートは甘さがちょうどよくておいしいですね。「カタカタしている」という表現はおもしろいですね。たしかに「カタカタした甘さのチョコレート」といっても、わかりにくいかもしれません(笑)
【第四段落】 一般化の主題ができました。ここでことわざを引用してまとめると、さらに作文がレベルアップしますよ!

   

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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