低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
「さて、人間を科学的に」を読んで クローバー
人間を科学的に知ろうとすると、えてして人間を機械のように考えようとする傾向がある。しかし、人間は機械と同じではない。人間は、生きるために行動するということがちがう。さらに、機械ならば、いつも同じように動いているほうがいい機械だということになるが、人間は、ただ動いていればいいというものではないのも違う点だ。つまり、人間はただ死なないように行動しているというのではなく、進歩発展するという点で機械とちがう。人間は進歩発展しなければならない、といっているのではなく、進歩発展するために作られているのだ。
私は、作者のように、機械と人間のちがいを考えてみた。すると、先日の理科の授業を思い出した。セキツイ動物の勉強をしているとき、先生が、
「生物の大きな特徴は、1.生まれて死ぬ。2.養分を取って長生きする。3.子孫を残す。4.呼吸をする。」
とおっしゃっていた。これが、生物と無生物の大きなちがいだ。だから、これが人間と機械のちがいだ。とっても大きなちがいだなあ、と私は思った。
そして、もう一つ、だれが作ったか、も私は大きなちがいだと思う。私は、母から産まれた。そして母は祖父母から産まれた。そうやってどんどん時代をさかのぼると、人間の祖先である猿にたどりつくはずだ。しかし機械は人間が作った何でもない「無生物」にすぎない。それが、人間と機械のもっとも大きなちがいではないか。
機械と人間は、まるで月とすっぽんのように、とてつもなく大きくちがっていることが分かった。そして、私たち人間のほうが機械より何万倍もすぐれていて美しいと思う。これからも、人間の世界は、進歩発展していってほしい。
<<要約>><<たとえ>><<わかったこと>><<似た話>><<常体で書く>>
講評 hoemi
《構成》 長文が言わんとしていることを簡潔にまとめることができました。
《題材》 人間と機械の違いはどこにあるかという話を書けましたね。たしかにその違いはとてつもなく大きく、根本から違うのだということが分かりますね。どんなに優れた機械でも進歩発展するために作られた人間とは重なるところがないのでしょうね。
《表現》 <まるで月とすっぽんのよう>と、人間と機械のかけはなれた違いをうまくたとえることができました。
《主題》 クローバーちゃんはどうして機械よりも人間の方がずっと優れていて美しいのだと思いますか?その説明を加えられるとより分かりやすく、説得力も出てきますよ。書き足してみましょう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |