国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   話し上手の人がいます(感)   まいう

□話し上手とよばれる人は、意識して、あるいは無意識のうちに、うまく「間」をとり入れているように思う。余韻とか余情、ふくみ、それらはすべて、「間」のいかし方にかかわっているように思われる。思わせぶりな「間」は、いい余韻にも余情にもならないだろう。とすると、自然に「間」を必要とするのは、必要とするだけの実質をそなえているもの、ということになるのだろうか。 私たちは間を生かし、それにふさわしい内容を備えることを心がけたいものだ。「是非の主題」
□その第一の理由としては緩めるところがないと力が発揮できないからである。「複数の理由一」
私などは子供の頃、よくソフトボールをして遊んだが、盗塁をするには足の速い遅いだけでなく間を取り方も考えなければならない。盗塁しようとする時はピッチャーのモーションを読んで間を計り、ピッチャーがもう牽制球を投げられない隙をついて一気にダッシュをかける。するとよほど盗塁を予想して訓練しているバッテリーでない限り、ソフトボールでは盗塁は成功するだろう。「体験実例」間を取って緩急、メリハリをつけることの大切さを学んだ。
□また第二の理由としては、間を取ることで、注意を引くことができるからである。「複数の理由二」大きな会場を借りきっての発表会などで司会進行やスピーチをする場合も、会場全体がざわついている時演台に立ってすぐ話し始めるよりも間を取った方が良い。間を置くことで、「これから始めますよ」の合図になり聴衆の注意を引きつけることになる。また自身にもいい余裕を生まれ話し始められることになる。「間」という文字をよく見ると、「門」が始まりを意味するように見え、その間に「日」があり何か物が置いてあるように見える。スタートには一呼吸置くものだと昔の人が言っているように思える。「ユーモア表現」
□確かに、内容の充実を考えることも大切だ。「反対意見への理解」しかし「時間を作る第一の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うか考えることである。」という名言もあるように、「名言の引用」「間」を生かして、それによってさらに内容を強化できることを心がけてくことが大切だ。「是非の主題」こう思うと生き方に深みが増すように思える。

   講評   suman

 日本の文化は、「間」を大切にすると言われています。文化だけではなく、日常生活を振り返ってみると、まいうさんが体験実例で書いたように、「間」が大切な場面はたくさんありますね。
 「複数の理由一」として「その第一の理由としては緩めるところがないと力が発揮できないからである。」と書きました。ここの盗塁の例は、むしろ「間を読み、それを積極的に活用することで、チャンスが生まれるからである。」ということではないでしょうか。
 司会進行やスピーチの例は、社会人としての経験が感じられる良い例ですね。
 「ユーモア表現」の「スタートには一呼吸置くものだと昔の人が言っているように思える。」は、よく考えられたなと微笑ましい感じがしました。「間」は確かにひと呼吸置くことであり、余裕を持つことやユーモアにもつながると思います。 
*表記注意
間を取り方も→間の取り方も(第二段落)
いい余裕を→いい余裕が(第三段落)
           

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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