低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
イルカのように泳ぎたい ひろ
ぼくにとって目標とは、それに向かって努力することにより成長することである。ぼくの目標は、スイミングで一級を合格することだ。
一番ぼくががんばったのは、九級だ。九級はクロールのタイムを計る。ぼくは五年生なので、二十七秒泳がないといけない。だが、ぼくのクロールは三十九秒もかかって、二十七秒にするため何度も泳いだ。ぼくは息が苦しくなったり、水が鼻に入っていたかったり大変だった。そして一月のテストの時、ぼくはまるでイルカのようにスイスイ泳ぎたかったが、じっさいそうはいかなかった。とてもドキドキしてタイムを心配していた。ぼくはがむしゃらに泳いだが、苦しくなってあきらめそうになった。結果は三十二秒で、合格できなかった。ぼくは、合格できなくて少しあせった。なぜなら、六年生になるとタイムがまたあがるらしい。だから、それから三月のテストに向けて、ぼくは今まで以上にがんばた。自分でタイムを計っても三十秒もあったので、今回も無理かなと思いながらあっという間に三月のテストの日になってしまった。ぼくは、とてもドキドキしていて、自信がなかったが、精いっぱいがんばてみた。結果発表の時、ぼくと同じ級の人は次々に名前をよばれ、全員合格した。あと、よばれていないのはぼくだけになった。ぼくはいっそうドキドキした。
「裕二十四秒で合格だよ。」
と、コーチが笑顔で言ってくださった。
「やったーー。」
と、ぼくは心の中でガッツポーズをした。ぼくは、その思ったより速いタイムにおどろいた。母も喜んでいた。目標に向かって努力するのは大変だと思った。
ぼくは、母に目標があるか聞いてみた。母は、
「お兄ちゃんが中学生になって、ソフトテニスを始めたから、いっしょにテニスがやりたくて四十こえて週に一回サークルに行ってテニスをしているんだよ。だけど、お兄ちゃんの方が球のスピードがあって、返すのが大変なんだ。それがくやしくて、お兄ちゃんといい勝負ができるよう、今も練習をがんばってしてるんだ。」
ぼくは父にも目標があるか聞いてみた時にないと言われたのに、母は大人になっても目標があるなんてすごいなと思った。
ぼくは大人になればなるほど目標がなくなっていくのかなと思ったが、目標に向かって努力してみんな成長しているのだなと思った。
講評 kako
こんにちは、ひろ君。お清書が書けましたね。来月はゴールデンウィークです。楽しいことが待っているかな?
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |