国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   父が父でなくなっている   まじめさん

 父とは子供に文化を伝える者である。伝えるとはある意味では価値観を押しつけることである。自分が真に価値あると思った文化を教え込むのが父の最も大切な役割である。上下の関係があり、権威を持っていて初めてそれができる。しかし対等の関係では、文化を伝えることも、生活規則・社会規範を教えることもできない。
 確かに立派な父は良いと思います。例えば、僕がゲームをしているときに父から
「早く、勉強をしなさい」
と言われます。その時僕は、分かっているけどでも、このゲームの続きがしたいのにという気持ちがある。それに、煙たい父だなーという気持ちも正直あります。でもその言葉は、僕のために思って、言ってくれてるんだーと思います。その他にも、父から
「人には、優しくしなさい。」
と言われます。さらに、
「相手がどんな人や誰であろうと、その困っている人がいるなら優しく教えてあげなさい」
と言われます。
「そうすると、相手を助けたことによって、絶対に僕のことを『ありがとう』と思っているはずだから」
とも言われます。
 しかし、父も普段は、のんびりとしているけれど、いざと言う時には、頼りになる父でもあります。例えば、僕たち家族でドライブに行ったとき、道が迷ってきてここからどうしてよいかわからない時に、父は
「ここを曲がって、ここをまっすぐ行くと大きな道に出るよ」
と父は言います。父は、
「地図を見ないでも、ある程度の道は知っているので、心配することがない」
と自分で言っています。僕は、頼りになる父だなーと思いました。その他にも僕は、数学が苦手です。分からない問題があると父は、
「ここはこうしてその次に、これをここに持ってくると答えが分かるよ」
と言ってくれます。僕は、やっぱり聞いて良かったと思う時もあります。
 しかし、一番大切なことは、『他人から尊重されるためは、まず自分で自分を尊重できなければならない』と言う名言があるように、父ではなければ誰かがその代りをする必要がある。例えば、おじいちゃんや学校の担任などが、子供を温かく思ったり、社会のルールや生活規則を教えることが大切なのである。

   講評   utiwa

 こんにちは、まじめさん。
会話や具体的なな体験実例が入り、面白い作文になっていますね。文体は、常体で統一します。たとえば、「『早く勉強しなさい』と言われます」の部分は、「『早く勉強しなさい』と言われる」と書きます。ほかのところも直してみましょう。お父さんの「相手に優しく」という言葉は、まじめさんへの思いがこめられているのですね。まじめさんがお父さんを尊敬していることがよく伝わってきました。父の日がもうすぐですから、ぜひお父さんへ作文を見せてあげてください。最後の名言は、「自分に自信を持て」という意味です。最後のまとめと少しかけ離れていますね。考えてみましょう。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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