国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   日本語はむずかしい   その

英語というのは、外の視点と内の視点が合作でつくり上げためずらしい言語なのだ。その点、ロシア語などは、多分にまだ内部の視点だけの言語だが、それは国際普及の度合いが少ないからだ。日本語などはその最たるもので、これまで外側の目というのはまったくなかった。日本人は、自分の国の言語を国語と言ったり日本語と言ったりするが、国語、日本語の対立は実はこの問題と関係があるのだ。
 私は、日本語ってむずかしいな、と思ったことがある。この前、ふと見たテレビで、いろんな地方へ行ってグルメレポ—トをするという番組があった。おもしろそう、と私は思い、興味を持って見ていた。東北地方の県へ行って、いろんな人に場所を聞きながら目的の料理店まで行く、という内容だった。そして最後に、あるおじさんに、
「ここを横に行くと、○○があるんですよね?」
と、グルメレポーターが確かめようとして聞くと、
「んだんだんだ。」
と言った。私はこの人頭おかしいのか、と思って笑ってしまった。グルメレポーターも不思議に思ったらしく、「え?」と聞くと、またまた、
「んだんだんだ。」
言った。その人に、「んだ」の意味を聞くと、その地方では「そう」という意味だそうだ。私は方言ってむずかしいな、その地方によって言葉が違うって面白いな、と思った。
 人間にとって、言葉とは自分の言いたいことをあらわすものであり、場所によって言い方が全然違うものである。

   講評   kiri



 こんにちは。先週に続けて日本語がテーマだったね。日本語は外国人だけでなく日本人にとっても、むずかしい言葉だね。

<構成> ●要約…外国人にもっと日本語を使ってもらうためには、日本語を整理しないといけないということだね。
<題材> ●体験実例…方言は、むずかしいね。同じ日本語なのに、聞き取ることができなかったのだね。とってもいい体験例が書けました。地方によって、いろいろな言い方があるから、同じ日本でも表現の仕方がちがっているね。
<表現> ●たとえ・ユーモア表現…今回は「まるで」の表現がなかったのが残念。どこかに一つ、光る表現を入れておきましょう。
<主題> ●一般化の主題…「人間にとって…」と大きな意見でまとめました。今回のテーマは、言葉が地方によって違うというものではなく、「日本語が複雑すぎる」ということだったね。まとめは、「言葉は自分の言いたいことを伝える道具なので、日本語も統一すればわかりやすくなるといいと思う。」としたほうがいいでしょう。

                      

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