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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   機械化   ゆっきー

 地球上にはまだ浪費文明に侵されず昔ながらの素朴な生活を営んでいるところがいくつもある。そこで何より思い知らされたのは、人間生きていく上でなんとわずかのもので足りるということだった。我々が生活の上で必需品のごとく思いなしている様々な文明の利器などなくても人間は生きていけるのである。オーストラリアの原住民、アボリジニの一人が東京に来たときビルの入り口の自動ドアに驚き、「何でこんなものが必要なのか。ドアなど手で開ければいいではないか」と言ったという。徹底してすべてを捨てたシンプル・ライフだったからこそ、自由で豊かな心になれたのかと思われるほどである。
 私は、便利で快適な生活はよいと思う。昔は電子レンジがなかった。電子レンジができてから、人間は冷めたご飯を食べなくても良くなった。電子レンジができるようになってからは、冷たいものを約三十秒で熱々にすることができるのだ。もし電子レンジがなかったら冷たいご飯を我慢して食べなければならない。ご飯が冷たいと悲しくなってきてしまう。また冷蔵庫もそんな文明機器の一つである。冷蔵庫ができてからというもの、これまで日持ちしなかった食べ物を長い間保存しておくことが可能になった。それまでは、買ったものはすぐに食べたり塩漬けにしたり、干しておかなければならなかった。それが、生ものでもしばらく保存ができるようになった。もし冷蔵庫がなかったら、毎日主婦はスーパーに買い物に行かなければならなかっただろう。忙しい人はたいへんだと思う。冷蔵庫ができたおかげで、いろんなものがいたまずにすんだだろう。それに夏場の食中毒も減ったと思う。
 私は、機械化していないシンプルな生活もよいと思う。シンプルな生活をしていると、それだけ電気も使わないだろう。最近は、発電のため二酸化炭素が多く排出されている。二酸化炭素は地球温暖化の原因の一つとされている。原始的で二酸化炭素を排出しない生活をしていれば、もちろん環境のためとなる。自動ドアなどを動かすのにはお金がいる。ドアなんか手で開ければいいのだ。機械を使わないシンプルな生活は、家計にも環境にもいいのだ。
 確かに機械がある便利な生活も、機械がない生活もどちらもよいところはそれぞれある。しかし大切なのは、必要最低限の機械を使うことである。

   講評   inoko

 ゆっきーさん、こんにちは。
生まれたときから便利なものが揃っているゆっきーさんの世代。機械化していないシンプルな生活というのは、想像しにくいかもしれませんね。でも、不便な時代を知らないからこそ、シンプルな時代に別の魅力を感じるということもあるかもしれませんね。

☆ 第一の意見は、便利な時代に生まれた世代らしい意見ですね。不便な時代を想像すると、信じられないような気持ちになるのかもしれませんね。
第二の意見では、家計にも環境にもいいと述べています。確かにそうです。こうした考えが、もしかしたらこれから浸透していくのかもしれませんね。
最後に、これから自分自身はどうしていきたいかを書きましょう。そして、名言も忘れずに。解説に載っているもので構いませんよ。




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