国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ぼくのまちにある王仁博士の世界   ダイヤモンド

(題名の工夫)
「王仁」をどう読むか知っていますか。(書き出しの工夫)
ぼくが住む大阪府枚方市に王仁公園があります。小さい時からよく遊びに行っている公園ですが、「王仁」と書いて「わに」と読む事を最近知りました。王仁博士とは、今から約一五00年〜一六00年前の古墳時代、朝鮮半島の百済(くだら)から渡来(とらい)し日本に漢字を伝えたとされる人です。
 五月九日、王仁博士をまつる「伝王仁墓(でんわにはか)」へ初めて行ってきました。王仁公園から三十分ぐらい歩いて着いたところで最初に驚いたのは、入り口にある大きな「百済門」です。朱色、緑色、桃色など、きれいな色のもようがかかれていて、ぼくの身長の五倍ぐらいあります。
「お城みたいに大きい門だなあ。」(たとえ)
と、力強さを感じました。この百済門をくぐると、王仁博士のお墓があります。ぼくは手を合わせて
「王仁先生が伝えてくださった漢字をはやく、たくさん覚えられますように。」
と心の中でお願いしました。(自分だけがしたこと)
 となりの休けい所には、王仁博士が漢字を伝えるために持ってきたといわれている「千字文(せんじもん)」が展示されています。千字文には千の異なった漢字が書かれていて、その中には、天、地、日、月など、ぼくが習った漢字もたくさんあります。
「ぼくの習った漢字が千五百年も使われているなんて、本当にすごい。」(その人らしい会話)
と一番感動しました。(中心を決める)もし、王仁博士が漢字を伝えてくれていなかったら、ぼくたちは漢字で書かれた本を読むことも、日本の外の国々の事を早く知ることもできなかったかもしれません。(もし〜だったら)千字文には、ぼくの知らない漢字がまだたくさんあります。これからも漢字をどんどん勉強して、千字文の意味がわかるようになりたいです。(自分だけが思ったこと)

   講評   hamura

 王仁先生のこと、伝王仁墓のことなどが、はじめて読む人にたいへん分かりやすく書けています。また、漢字や王仁先生について思ったことが、生き生きと力強く書かれていて、読み人に感動をあたえるすばらしい作文に仕上がりました。
 「王仁博士とは」で始まる一文は、説明が短く正しくまとめられていてみごとです。
 たとえもじょうずですね。「みたい」ということばを使う書き方のほかにも、「力強さを感じました」と自分の気もちを通して、ものごと表げんしたり、色をつかって目にうかぶように表していたり、えがきかたもいろいろあって、とてもよいです。
 とくによいのは、せつめいやかんそうを書いたあと、「漢字」というテーマ(考えをのべる中心となる課題)を作って、それについてたくさんの見方や考え方をのべている後半のところです。ここで、ダイヤモンドくんならではの、意見をまとめられています。漢字を通して、れきしや文化についてりっぱな意見でしめくくっていて、読んだあとも心にのこります。たいへんじょうずです。
 水泳だけでなく、作文も「ダイヤモンド」級ですね!

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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