創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「間」の大切さ   たけたけ

 饒舌の人は、「間」の必要を感じていない場合が多いのに対して、話し上手の人は、「間」をとるのが上手い。間も入れず、力を入れた状態は、かえって効果的でない。余韻とか余情、ふくみ、それらはすべて、「間」の活かし方に関わっている。自然に「間」を必要とするのは、必要とするだけの実質を備えているもの、ということになる。私達は、間を生かし、それにふさわしい内容を備えていくことが大切だ。
 まず、第一の理由として、緩めるところがないと、自分が本来持っていう力を、十分に発揮することができないからである。例をあげると、僕は今テニス部に所属しているが、練習メニューに沿って練習したとき、二時間ぶっ通しで、全力で練習するメニューがあったことは一度も無い。三十分練習したら五分休憩、のように、練習と練習の間に、ちょっとした力を緩める時間も、必要なのである。他にも、サッカーなどで、上手い人は、ただ猛スピードでゴールまで突っ走ってシュートを決めるのではなくて、フェイントやパスをして、攻撃の「間」をとることも大切なのである。
 また、第二の理由として、間をとることで、周囲の注意をひくことができるからだ。例をあげると、先生が話している時、ずっと同じ口調で話していると、眠たくなってくるし、すごく退屈だ。しかし、ちょっとした間や、考える時間があると興味がわくし、すごく頭に入る。その他にも、オーケストラで、曲を演奏しているときに、いつも同じテンポで、同じ音で演奏していてもつまらない。高いところや低いところ、大きいところや小さいところ、速いところや遅いところなど、めりはりがありると、見る人の心に響くし、見る人の興味をひくのだ。
 確かに、間をとることとはほかに、内容の充実を考えることも大切だ。いくらフェイントをしても、ボールを取られてしまったら元も子もないし、オーケストラの演奏でも下手では話にならないし、練習でも、「間」をとりすぎていると、ただのサボりになってしまう。しかし、「時間を作る第一の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うかを考えることである。」という名言があるように、「間」を生かして、それによってさらに内容を強化できることを心がけていくことが大切だ。僕も、「間」を上手く活かしていきたいと思う。

   講評   kira

 たけたけくん、こんにちは。6月1日は進級テストです。がんばろうね!


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