国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   大切な言葉の使い方   ミコミコ

情景を見て、様子をぴたりと表すというのは簡単なことではない。目で、見てはいても言葉で表せないことがある。もし日本語に、美しさを表す言葉がなければ、それは日本語の語彙の貧弱をいみしている。
 私は最近、テレビでマザーテレサの番組を見た。その時、マザーテレサの全ての考え方に感動したのだ。その頃、国語の授業でマザーテレサの伝記について勉強していたので、ちょうどよいと思い、学校で友達に話した。
「昨日、マザーテレサの番組見たよ。知っとる? やっぱりすごい人だよね...すごい。」
「考えることが、私たちと全然違う。すごいね。」
相手の言うすごいの意味はわかった。しかしその言葉を「...ってことだよね。」と、同じ意見であることを伝えようとしても表す言葉が見つからない。お互い「すごいね。」という感想を述べる言葉しかでてこなくて話がはずまなかった。なぜ、他の言葉がでてこないのかと思う。毎日の生活の中でも簡単な言葉を使っていては、表現がうかばなくなるのではないだろうか。
また、読書の感想文を改めて書こうと思ったとき、一文書くのに何十分かかったか。少し書いては言葉を探す。例えば、何かの宿題で書く時、先生にも母にも(「面白かった」だけでは終わらせないように。)と言われる。そんなことを言われても、どう表せばよいかわからない。あげくの果てにはなげだしてしまうのだ。私にはまだまだ覚える言葉がたくさんありそうだと思わされる。
 学校の授業でも言葉について考えたことがある。言葉には様々な種類がある。「おもろ。」と「おもしろい。」という2つの言葉がある。この2つはどちらも同じ意味だが、聞こえ方が違うものだ。まるで、天使と悪魔のような違いである。簡単な「おもろ。」と略した言葉でしゃべるよりも、前まで自分の言葉で表せなかった新しい表現を使ってしゃべる方が気持ちのよいことがわかった。
 人間にとって言葉とは、相手に様子を伝える手段であり、自分を表す道具なのでもある。

   講評   kira

 ミコミコちゃん、こんにちは。6月1日は進級テストです。がんばろうね!


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